はじめに(エコーとは)
エコー(Echo)とはレインワールド各所にいる古代人の精神的な存在である。彼らはこのゲームの目的であるアセンションに失敗し、この世と超越次元の間で永遠に存在し続けている。一定の条件を満たすことで出会うことができ、出会えた場合はカルマゲージの上限値を上げてくれる他、プレイ中のなめくじ猫が会話可能な状態の場合、話しかけてくる。エコーと出会った後はそのサイクルが振り出しに戻り、もとに居たシェルターからプレイが再開される。※エコーに会う道中で手に入れたもの等は消えてサイクルが戻る。
ちなみに同じ場所のエコーであっても、セイント(聖人)の場合は会話内容が変わることに注意したい。
エコーと出会うための条件
エコーと出会うための基本的な条件
エコーと出会うためには2パターン条件がある。また、なめくじ猫によっては例外もある。
パターン1.カルマの上限関係なしに、エコーの出現ポイントに1度訪問するだけで会うことができる。
パターン2.2度の訪問が必要かつ、一定の高カルマ状態*2で出会うことができる。
ちなみに1度目の訪問はカルマ段階は関係なく、訪問のエフェクトが出ればOKだ。
*1エコーのサインは、エコーがいる場合のみ現れるものではなく、条件を満たせばエコーがいる場所、として教えてくれるヒントだ。
*2高カルマ状態とはカルマ上限値によって要求値が変わる。
カルマ上限が5なら5のみ
カルマ上限が7なら6以上
カルマ上限が8~10なら7以上となる。
パターン1のエコー
・ザウォールのエコー
・サブタレーニアンのエコー
・メトロポリスのエコー ※アーティフィサーのみ
・旧ショアラインのエコー ※セイントのみ
・旧ドレナージシステムのエコー ※セイントのみ
・サブマージドスーパーストラクチャーのエコー ※セイントのみ
パターン2のエコー
・シェイディッドシタデルのエコー
・ファームアレイズのエコー
・スカイアイランドのエコー
・チムニーキャノピーのエコー
ハンターの場合
パターン1は変わらないが、ハンターの場合はパターン2のエコーに会うための条件はカルマ段階のみになり、カルマさえ条件を満たしていればパターン2のエコーにもいきなり出会うことができる。
アーティフィサー(発明家)の場合
こちらもパターン1は変わらないが、パターン2のエコーに会うためには2度の訪問、高カルマ状態に加えてカルマフラワーを食べてカルマ保護状態になっていないと出会うことができない(当該マップに出現しない)。
セイント(聖人)の場合
セイントでプレイする場合は全てのエコーともパターン1の条件で出会うことができる。すなわちカルマ段階関係なしで、2度訪問する必要もなく最初からそこにいる。例外はサイクル0の場合だ。プレイスタートからシェルターに1度も入らずにエコーのいるマップに行っても、その場合だけは出現しない。
では次に、各エコーの会話について見ていこう。
各地のエコーと会話について(データベース)
エコーの会話について、筆者が翻訳した日本語訳と英語の原文を載せておくので活用してほしい。Downpour以前からいる6種のエコーは実績から名前が分かるが、追加されたエコーは名前が不明である。名前のあるエコーは横に名前、名前の意味も記載することにしよう。
それでは既存の6種、そして追加されたアーティフィサーやセイントで出会えるエコーの順に会話を見ていこう。
既存の6種類(Downpour前からいたエコー)
ファームアレイズのエコー(A Bell, Eighteen Amber Beads)(ベル、18個の琥珀のビーズ)
不思議ですね…
何かが私をまだここに引き寄せています。今になっても。
天気は今や大きく変わってしまいましたが、地上は…
目がなくても、草が今でも風に優しく揺れているのが分かります。
宇宙の虚無における限りない無限を掴もうとしていましたが…
しかし私はここで、かつて見ていたのと同じ地上を見つめているのです、
何らかの小動物と話しながら。
Strange...
Something still draws me here. Even after all this time.
The weather is so different now, but the fields...
I do not need eyes to know that the grasses still sway gently in the winds.
To have grasped at the boundless infinites of the cosmic void...
Yet here I am contemplating these same fields as I once did, talking to some osrt of rodent.
スカイアイランドのエコー(Droplets upon Five Large Droplets)(5つの大きな水滴の上の水滴)
あれが聞こえますか?小さき者よ。
空気中のざわめきが?
既に死んだ者たちの、幾千もの止まない話し声が?
彼らは死んでいますが、まだ話し続けています。
こちらでもあちらでもない場所で。
見覚えがありますか?
ええ、私の状況に立ってみれば非常に愉快ですよ!
Do you hear it, little one?
The buzzing in the air?
The endless chatter of a thousand thousand voices, long dead?
They are gone, and yet they speal. Neither here nor there.
Does that seem familiar?
Yes,it is quite amusing for a being in my predicament!
シェイディッドシタデルのエコー(Four Needles under Plentiful Leaves)(豊富な葉の下の4本の針)
あなたには名前がありません。
私にはかつてありました!
私は記憶に留められ、崇められ、旅の準備ができていました。
とても誇らしかった。歓声が上がっていたのです!
私の名前は賛美されていました、はっきりと。
彼らは知っていたでしょうか?
私が実のところ去りもせず、留まりもしなかったことを?
恥じるべきでしょうか?私の記憶が残っているこの場所で
ぐずぐずしていることを?
あなたの肉体の檻を羨んでいることを恥じるべきでしょうか?
You have no name.
I once had! I was embalmed, adorned, readied for the journey.
So proud. There was jubilation! My name was sung, loud and clear.
Did they know? That I didn't quite leave, didn't quite stay?
Should I be ashamed? That I linger here, where my memories are kept?
Should I be ashamed that I now envy your flesh prison?
ザウォールのエコー(Six Grains of Gravel, Mountains Abound)(6粒の砂利、豊富な山々)
あなたの存在を感じます。小さな生き物よ。
あなたの同調性はより私達のものに近づきました。
あなたが受け取った印は想像できないほどの贈り物なのです。
苦難や循環…
それはすべて消えゆくものです。太陽の輝きの下の朝露のように。
私たちは道を見つけました。
We can feel your presence, little creature.
Your attunement has become... much closer to ours.
The mark you recieved is an unimaginable gift.
The struggle, the cycles...
It can all fade, like a morning mist beneath the glory of the sun.
We found a way.
チムニーキャノピーのエコー(Nineteen Spades, Endless Reflections)(19のスペード、無限の反響)
この大地の空虚な残骸を見なさい…
嵐と廃墟と忌まわしいものだけが住む。以前はこのようではなかった。
私はかつて2つの領域を統べる伯爵で仲間に尊敬されていた。私には子孫もいた!
私の肉体の器に入って、よくこの上に腰かけて太陽が昇るのを眺めていた。
肉体的な問題はもはや遥か遠くにある。
ほとんどのものはこの場所のことを忘れ去ったが、私は覚えている。
おそらく私は去ることができないから追憶するのだろう。
思い出が私をここに縛り付けているから去ることができないのであろう。
Behold this empty husk of a land...
Populated only by storms, ruins and abominations. It wasn't always thus.
I was once the Count of 2 living blocks, esteemed by my peers. I had progeny!
From within my vessel of flesh, I would perch upon this spot to observe the rising of the sun.
Corporeal matters seem so distant now. Most have forgotten this place, but I remain.
Perhaps I reminisce because I cannot go. Perhaps I cannot go because memory traps me here.
サブタレーニアンのエコー(Two Sprouts, Twelve Brackets)(2つの芽、12の腕木)
小さな獣よ!
しかし他の者ほどまぬけではないようですね?
あなた以前にも多くの者がそうしたように、あなたも奥深くまで落ちてゆき、
何度も何度も虚空に引き延ばされ、永遠にしたたり落ち続けるのですね。
そのトンネルや洞窟もまた私を楽しませるのです。
忘れされれた文明の骨が大量の棒切れのように積み重ねられている。
彼らは深く掘りすぎたのでしょうか、それとも深さが足りなかったのでしょうか?
愚かです。我々は彼らを突き抜けて真っ直ぐ掘り進めて正解でした。
A little beast!
But not as dim as the rest, perhaps?
So down into the depths you go as many others before you, drawn to the void again, an endless drip drip drip.
Much like these tunnels and caves that amuse me so. The bones of forgotten civilizations, heaped like so many sticks.
Did they dig too deep, or not deep enough?
Fools. We were right to drill straight through them!
アーティフィサー(発明家)でのみ出会えるエコー
メトロポリスのエコー(アーティフィサーで復讐エンド前に会った場合)場所:Atop the Tallest Tower(最も高い塔の上)
あなたは怒りと破壊のサイクルから抜け出せない、単純な存在です。
生々しい感情に支配され、それはあなたを縛り、この土地に運命付けられています。
過去の欠点が、幻影をささやくように、全ての者に絶えず付きまとうのです。
聞きなさい。これはあなたへの警告です…
報われない闘いが待っています、戻れない道となって。
同じことを繰り返す、永遠の闘争。
出口を見つけなさい、まだ可能であれば。
You are stuck in a cycle of wrath and destruction, simple being.
Gripped by raw emotions whose chains bind you, destined to this land.
Shortcomings of the past haunt one and all like whispering phantoms.
Listen. Let this be a warning to you...
An unrewarding battle awaits, culminating in a path of no return.
A perpetuity of struggles begetting more of the same.
Find a way out, if you still can.
メトロポリスのエコー(アーティフィサーで復讐エンド後に会った場合)場所:Atop the Tallest Tower(最も高い塔の上)
私と同じような結果を迎えた貴方。
生々しい感情に支配され、それはあなたを縛り、この土地に運命付けられています。
過去の欠点が、幻影をささやくように、全ての者に絶えず付きまとうのです。
報われない闘いが待っています、戻れない道となって。
同じことを繰り返す、永遠の闘争。
私たちは、全てを失った2人です。
You, who have encountered a consequence much like my own.
Gripped by raw emotions whose chains bind you, destined to this land.
Shortcomings of the past haunt one and all like whispering phantoms.
An unrewarding battle awaits, culminating in a path of no return.
A perpetuity of struggles begetting more of the same.
We are a pair who have forfeited everything.
セイント(聖人)でのみ出会えるエコー
旧スカイアイランドのエコー(Droplets upon Five Large Droplets)(5つの大きな水滴の上の水滴)
別の存在が、私の存在と交信しようとしています。
以前あなたの声を聞いたことがあるような?
私は十分長い間存在し、全てを耳にしました。
今までの人、そしてこれからの人を。
それぞれが、歴史の記録の中に伝播する波としての役割を果たしています。
長い間聞いていると、まさしく、その波のうねりは鏡を映さずにはいられないのです。
Another presence attempts to commune with mine.
Have I perceived your voice before? I have existed long enough to overhear them all.
Those who have been, and those who have yet to be.
Each serving as a wave propagating throughout the annals of history.
Listened as I have for many eons, 'tis true, some of those swells cannot help but mirror back.
旧ファームアレイズのエコー(A Bell, Eighteen Amber Beads)(ベル、18個の琥珀のビーズ)
なぜでしょうか?
長い間忘れられたこの場所は、ある存在に引き寄せられ私を誘うのです…。
ここの原野は私が記憶しているものと違います。あまりに変わりすぎています。
しかし、慣れ親しんだものを失うことによって、おそらく何か新しいものが得られるでしょうか?
にも関わらず、この場所はまだその秘密の全貌を明らかにしていません。
おそらくそれが、私が幽閉され続ける理由でしょう。
Why is it?
This long forgotten place beckons me, drawn by a certain presence...
The fields here are not as I remember. Too much has changed.
But, by forfeiting familiarities, perhaps something new is gained?
Despite all, this site still has not revealed the entirety of its secrets.
Perhaps that is the reason for my continued imprisonment.
旧チムニーキャノピーのエコー(Nineteen Spades, Endless Reflections)(19のスペード、無限の反響)
この高い場所から、私はこの地を永遠に見下ろしてきました。
無限に続くツンドラで覆われたこの広大な大地を見たのです。
私たちはこの場所に閉じ込められているのに、決して動くことを辞められないのです。
未知の未来へ無限に流される…
その記憶はどの目的地へ向かうのでしょうか?
From my perch, I've overlooked this land for an eternity.
Watched as this vast expanse was blanketed into an endless tundra.
We remain trapped in place, and yet can never stop moving.
Funneled endlessly into an unknown future...
To what destination do these memories reach?
旧ザウォールのエコー(Six Grains of Gravel, Mountains Abound)(6粒の砂利、豊富な山々)※いる場所は旧エクステリア
私たちの存在が明らかになったのです、若き者よ。
同調は…ずっと近くなっています。
月光に照らされた影の上で歪むさざ波のように。
繰り返される、一見終わりのない闘争。
想像を絶する呪い。
潮の流れに沿って泳ぐか、それとも、それに逆らうか。
Our presence has been revealed to you now, young one.
The attunement has become... much nearer.
Like a ripple distorted upon a moonlit reflection.
Repetitous, seemingly endless strife.
An unimaginable curse.
Swim with the tide or against it.
旧ショアラインのエコー(名称不明)場所:Luna(月)
貴方は私たちの創造物の上に立っているのです。
最後の瞬間まで働き続けた。数えきれないほどの世代を経て、私たちの大半がそうしてきたのです。
研究、出荷、建築、計算、政治、崇拝、革命!
全ては、凍った水たまりに浸かった大量の錆びた金属のために。
私はでたらめな神々に自分の信仰を委ねたのです。
今は最後まで耐えなければならないのです。
You stand upon our creation.
I toiled away until my final breath. As did many of us, through countless generations.
Research, shipments, architecture, computation, politics, worship, revolutions!
All for a heap of rusted metal steeped in a puddle of frozen water.
I placed my faith into the hands of random gods.
Now I must endure it to the end.
旧ドレナージシステムのエコー(名称不明)場所:Undergrowth(やぶ)
私と同じように見えているのですか?
長く忘れられた場所でも咲き続ける美しさ。
私は出発する意思も、欲望さえもなかったのです。
なぜ私たちは閉じ込められたかのように、いつも逃げ道を探していたのでしょうか?
ボイドから与えられた何が、既に与えられた命の贈り物を奪うのでしょうか?
この瞬間、この場所こそが!
私たちのいるべき場所なのです。
Do you see the same as me?
Beauty continuing to bloom even in a place long forgotten.
I did not have the will to depart, nor the desire.
Why did they always search for an escape, as if we were imprisoned?
What offering from the void could usurp the gift of life already given?
This moment, right here! It is where we are meant to be.
旧サブタレーニアンのエコー(Two Sprouts, Twelve Brackets)(2つの芽、12の腕木)
小さい獣よ!
この偉大な破滅を、私と迎えましょう。
旧世界はやがて消え、歴史から消され、新しい時代の幕開けとなるのでしょう。
これまでいくつ消費されていったのでしょう?私たちは10番目の文明だった?もしくは1000番目?
面白いことに、彼らは自分たちの小さな努力が、大きな意味を持つと思っていたのです。
ボイドに仕えるしかなかったのです。
A little beast!
Come to join me in this great undoing.
The old world will soon vanish, wiped from history, to pave a path for the dawning of a new era.
How many have been consumed so far? Were we the tenth civilization, or the thousandth?
Amusingly, they thought their small struggles bore such great significance.
All was naught but to serve the void.
サブマージドスーパーストラクチャーのエコー(名称不明)場所:Submerged Superstructure(水没した超構造)
なんという気力!なんという不屈さでしょう!こんなに孤独で見捨てられた場所にくるなんて!
私を探すためだったのか、若き者、それともそのような旅のアイデアそのものが、あなたの中に火をつけたのでしょうか?
そのような熱意は報われるべきです!あなたはなんて素晴らしい小さな獣なのでしょうか!
Such drive! Such tenacity! All to come to such a lonely forsaken place!
Was it all to find me, young one, or did the idea of such a journey itself spark the fire within you?
Such enthusiasm should be rewarded! What an amazing little beast you are!
まとめ
以上がDownpourで追加された分を含むエコーの会話ログ、エコーについての記事である。エコーについて追記できる情報が増えた場合は都度このデータベースを更新していくことにする。セイント編で全てのエコーに会うことができたためやっとエコーのデータベース記事を書くことができた。次はパールの記事を作成予定だ。
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【エニグマ】【ノワールキャトー】【パラサイト】【ムーンライト】【シミラー】【ダークネス】【キャパシター】
プレイ日記リンク
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