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カジュアルな間違い探し脱出ゲーム『8番出口』の考察・感想レビュー

ひろてく

ゲームの考察・感想レビューのブログやってます。 ストーリー性強い作品が好きで、最近は「ホラー」や「アドベンチャー」のジャンルが多めです。 YouTubeで実況もしてるのでそちらも是非。

本記事では、全異変を見つけた筆者が

前半ではゲームの概要から魅力、このゲーム買うべき?をご紹介

後半ではネタバレありの感想レビュー・考察パートを設けています。
※全異変もついでにご紹介します

既プレイの方も未プレイの方も是非ご覧ください。

『8番出口』の基本情報

開発 / 販売元KOTAKE CREATE / KOTAKE CREATE
対応機種Steam
価格Steam:¥470
ジャンルウォーキングシミュレーター / ホラー
プレイ人数1人
発売日2023年11月29日
インフォメーション

どんなゲーム?

ジャンルはホラーのウォーキングシミュレーター

中身は間違い探しの脱出ゲーム

やることは単純明快、画像の通り

8番出口に続く一本道に
異変があれば直進
異変がなければ引き返す だけ

0番出口から始まり

正解すれば~番出口は、出口の8番出口に近づいていく。

不正解ならば0番出口からリスタート

8連続で異変を見破り、出口を目指そう

本作の魅力

おじさん

不気味な通路の癒しキャラ

しかし、このおじさんにも異変は起こる

決して見逃さないよう、頭のてっぺんまで観察しよう

間違い探し

先におじさんを紹介してしまった、すまない。

本作の魅力はこの間違い探し……なのだが

間違いが"無い"ときもあるというのが最大の魅力。

「どう見ても異変はない、ヨシ!いけるぞ!」

と思って0番出口の看板に戻るのはお約束だ

筆者はゲームクリアに約1時間半かかった。

ちなみに開発者の意図では15分~60分クリアらしい

脱出系ゲーム好きだけど買うべき?

脱出系ゲームはさまざまなギミックを解いて脱出するのがミソだ。

しかし本作は、そのギミックを"間違い探しのみ"に絞った作品。

あるようでなかったのは「ギミックは多いほど面白い」という前提があったからだろう。

しかし間違い探しのみに絞っても、短編ならば十分楽しいことが証明された作品だった。

そこに程よい緊張感も生まれていた。

ほかにこういうゲームがあるかと言われると、ちょっとボリュームのあるホラーゲームのギミックを探せば部分的にはあるだろうが

間違い探しだけをする、という作品はおそらくない。

その体験をしてみたい場合は買ってもいいだろう、470円だし。

逆にさまざまなギミックを解いて脱出したい、みたいな人には微妙かも。

考察

本作は「Limnal Space」や「The Backrooms」にインスパイアされた作品と明言している。

つまりホラーだ。

それを前提にして、本記事では2つ考察をしていこう

1つ目

「この場所は異世界の暇つぶし」

The Backroomsは現実からノークリップ(床抜けバグ)して脱出不可能の裏世界「The Backrooms」に落ちて帰ってこれないという設定だ。しかし本作では脱出が可能。「The Backrooms」のような絶対的な世界が本気を出せば、本来通り脱出不可能なはずなのに、一定の条件で脱出ができてしまう。これはもう裏世界が遊んでいると言う他ないだろう、ヒントまでくれて。人間にできる所業ではない。それに最高の遊び心である「おじさん」がいるのだ。

2つ目

「おじさんは人間を模する練習」

The Backroomsには、そこに定住した人類などもいるが、世界が人類を真似て作るようなことはなかった。一方、本作ではおじさんをテストにして人類を作り出そうとしていた。しかしまだそれは実験段階。人間を模写することは難しいのだろう。その証拠が異変の1つである「おじさんの顔面のバグ」だ。やがてこの世界は拡大し、気づかぬうちに、私たちの現実に介入してくるかもしれない。あなたのいるその場所は、現実か、はたまた裏世界か。

いや、ただの短編脱出ゲームだろ

感想レビュー

このお知らせ嬉しい。

さて、本作の設定は、Liminal Spaceの「この一本道が永遠にループしたら……」という発想を元に、The Backroomsのように、人間がある日突然、裏世界に行ってしまった、というとこだろうか。しかし本作がホラーかといわれると、怖い要素はそこまでなく、ちょっと不気味な間違い探しゲームという感じで、わりと広い層が楽しめるゲームだったように思う。「おじさん」という安らぎ要素が、時として牙を向いてくるのも良いアクセントだった。ボリュームについて「470円の動く間違い探しの絵本」は、間違いの種類が豊富で不満もなく、満足だった。
しかし1つ気になるのは、Steamのストアページのゲーム概要にて
「バックルームにインスパイアされた」と書いていたことだ。いいかい、バックルーム""だ。これはエヴァンゲリオンをエバンゲリオンというぐらいの出来事だ。ん、それも異変だって?それは失礼した、今すぐ引き返そう。

\ 0番出口 /

すべての異変を見る

ここからは『8番出口』に登場するすべての異変のご紹介だ

頑張って画像全部出力して加工した、えらい

この頑張りはチャンネル登録

おじさん系

早いおじさん(画像だと分かりづらいが2倍速くらいで歩く)

これはホラー

笑うおじさん

なんかこっちまで幸せになるよありがとう

こっちみるおじさん

これはなんか悪いことした気になるな。ごめんなおっちゃん。

顔がバグったおじさん

これも良いホラー

でかいおじさん

これはバラエティ

追いかけてくるおじさん

実際追いかけられてみると結構怖い

ポスター系

ポスターが全部一緒に

これ最初にぶちあたると、こういうものかと思ってしまう。

スライドして追いかけてくるポスター

これは結構怖い。目は怖い。

フェスのポスターがホラーに

これは嫌でも気づく

パート募集のポスターのお姉さんの顔がホラーに

目の黒塗りはホラー

目線で追いかけてくるポスター

これはかわいい

巨大化していくポスター

ゆっくり巨大化していくから気づかないことがほとんど。

天井の電気系

天井の電気がガタガタ配置に

これは気づく。お茶目な間違い。

停電

これはリアルに異変。スタッフ呼べ!

蛍光灯切れかけでチカチカ

画像だと分かりづらいけどチカチカする。これもスタッフ呼べ!!

その他の異変

突き当りが出口

8番出口じゃないのに上へ続く階段が…人生そんな甘くない引き返せ。

分電盤室がない

これはスタッフにとっては異変。部屋がなくなっちまったんだ。

禁煙ポスターが大量発生

さすがの異世界もタバコ苦手だったか。

裏からドンドン叩かれるドア

分電盤室が泣いてるぞ、物に当たるのはやめろ

赤い水が流れてくる

シャイニング要素がこんにちは

天井の吊り看板の文字が上下逆さま

8は逆さまでも8

奥の壁に人っぽい立体物

きもい。しかも近づくと動いてきて、捕まるとゲームオーバーなんだぜ。

排気口から黒い何かが流れている

これは良いホラー

点字ブロックが一部おかしい

ちなみにおじさんは素通りする

点字ブロックが人の顔に

下向いたらこれがいる。結構怖い。

双子

異変でしかない。はいこれもシャイニング

光る監視カメラ

これは気づかない。ちなみにちゃんと追尾してくる。

空いたドアと女性スタッフ

スタッフが異変だったら、誰に電気直してもらうんだよ!!

看板の文字が引き返せに

そうします

ドアノブの位置が中央に

これ、どう開くんだろうか。

天井に人の顔のようなシミ

これは呪縛霊ですね。アイスクリーム落としちゃった人の。

以上が異変のすべて。

感想レビューのところにも貼ったが、異変をすべて見つけて脱出すると

このお知らせが貼られる。ちょっと嬉しい。

そしていざ、チャンネル登録だ!

関連リンク

◆『8番出口』のSteamストアページ
◆筆者がYouTubeで実況配信した【8番出口】のアーカイブ
◆筆者のYouTubeチャンネル(記事が良かったら登録して応援お願いします!)

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