目的生物の子孫、蓄電なめくじ猫「キャパシター」
2023年6月6日、Steamワークショップにて、蓄電なめくじ猫「ザ・キャパシター」が投稿され遊べるようになった。
キャラクター選択画面の説明テキストを引用して翻訳すると
Descended from purposed organisms, the capacitor seeks to fulfill its purpose… whatever that is.
目的生物（祖先）から受け継ぐキャパシターはその目的を果たそうとする。それが何であれ。
さらにワークショップのキャラ説明欄から翻訳して引用すると
キャパシターは、イテレータに電力を供給し維持するために設計された、目的生物の子孫である。現在、野生では、通常その目的のために使用される能力が非常に便利である。
つまりイテレーターのバッテリー的な生物だったのだろう。しかし、キャパシターはただ蓄電するだけではなく、さまざまな能力を秘めている。
この記事ではキャパシターの特徴から能力、それを応用して赤ワニと戦った記録を記事にしているので是非最後までみていってほしい。
ゲームスタート
開始位置はここだ。
とくにストーリー的なものはないが、既存のなめくじ猫たちのシステムを流用などしていない、どうやって作ったのか分からない唯一無二の能力がある。
ここからはその特徴や能力をお伝えしていこう。
特徴や能力
特徴①：いろいろ遅い
とにかく遅い。
なんと移動速度はモンク以下だ
ジャンプ力も低く、槍の飛距離も短い。
ちなみに槍の威力はモンクと同等だそうだ。
特徴②：見慣れないガイドに見守られる
何やらずっと監視されている。この色のイテレーターって…ずいぶん遠くの名も知れないイテレーターのガイドなのだろうか。
ムーンのガイドのように、イテレーター本体が機能不全などになって独立して動いているのかもしれない。
特徴③：肉食
ワニやヴァルチャーも食べることができるが、ハンターの半分だ。ちょっと損した気分になる。
能力：蓄電した電気を使うことができる
キャパシターの目玉といえる能力だ。
XboxコントローラーのLBを押せばオンオフできる。
オンの状態の時には持続的に電力が消耗され、バフがかかる。目が点滅するのでオンだとすぐ分かるはずだ。
そしてそのバフとは何かというと
①移動速度とジャンプ力が数倍に跳ね上がる
②オンの状態で電力をさらに25%消費すると、2段ジャンプが使えたり、槍のダメージが5倍ほどになる
③噛まれた際に全電力を消費して、自動で敵にカウンターショックが発動する
ただし、オンの間は電力が常に消費され続け、電力が切れかけると、フードメーターを1消費して最大電力の50%を自動で即時回復する。
もしオンにしたままで、電力がなくなる際にフードメーターが0の場合、キャパシターはショートして気絶してしまう。戦闘時うっかり、なんてことはよくあるので、電力の残量には気を付けたい。
ちなみに電力の残量は目の色で確認できる。
ショートをしてしまうと、電力が100%になるまではオンにできない。この欠点は戦闘時気を付けたい。
バフの3つ目に記載した能力だ。オンの状態で生物に噛まれると、全電力を消費して電気ショックが発動する。威力はかなり高いが、噛みつき自体を無効にするわけではないので、噛みつき判定が成功した場合、自分も相手もしぬ。正直あまり使えない印象だ。
あと、とくに画像はないのだが、もう1つ「即充電」という能力がある。
電力が0の状態で、幼体のムカデから電気ショックを受けるとしばらく気絶し、起きると電力が満タンになっている、これは即充電と名付けていいだろう。
ちなみにオンオフ関わらず、電力がたまった状態で幼体ムカデの電気ショックを受けた場合、容量オーバーなのか即死する。
特徴④：水に特別な反応がある
機械化しているアーティフィサーは、水中に５秒いると爆発して死ぬという特徴があったが、蓄電なめくじ猫のキャパシターも水には少し変わった反応がある。
オンの状態で水に飛び込むとショートし、自分は気絶、まわりにいる生物には即死級のダメージが入る。
ワカメはワンパンで、ヒルの対処にも使えそうだ。
オフ状態で水に飛び込むと、ためていた電力が0になる。そう、つまり泳ぎながら電気をためて、そのままショートさせる、ということができない。ショートのテクニックは限定的と言えるだろう。
ちなみに水中で泳ぐことができる時間は、他のなめくじと同じだ。電力を失うこと以外にデメリットはない。
赤ワニとのバトル
もはや恒例となってしまった、MODキャラでの赤ワニとのバトル。
特徴をうまく利用して、強敵赤ワニを倒しにいこう。
口にささったらダメージは1.5倍、そして電気で強化した槍なのでさらに4,5倍のダメージのはずなのにひるまず立ち向かってくる。
もちろんこの後食べられた。赤ワニは強い。
左の赤ワニから逃げたら、右のフロアにも別の赤ワニが待ち構えていた。右のフロアからこのフロアに戻ってきたら、すぐに最初の赤ワニに食べられてしまった。カウンターショックが発動したので左の赤ワニは倒せたが、これは納得がいかない。ちゃんとタイマンで槍で倒そう。
チャンスがやってきた。ワニが使える獣道に赤ワニが入ろうとして入口で詰まっている。これは当てたい。
計画通り
赤ワニは動き暴れているが、固定することができた。赤ワニの場合、くしざしすら抜けることもあるが、おそらくオンの状態で強化された槍だったので抜けないのだろう。これはチャンス。
２本目も壁に固定された。もう逃げられないぞ。しかしこの状態でも動きまくる赤ワニは本当に強い、ライバルといっていいだろう。
3本目は延髄に当たった。しかしまだ動いている。もうこのフロアに槍はないので別のフロアに槍を探しに行ったが見つからなかった。
どうしようかとこのフロアまで戻ってくると…
力尽きていた。最後の力を振り絞って暴れていたのか、戦友よ。お前のことは忘れない、強化槍を3発もくらって動いていたことは、キャパシターが代々語りついでいくことだろう。
まとめ
いかがだっただろうか。
今までのMODなめくじ猫は、何かを流用したような作りをしていたが、このキャパシターには独自性がある。特に電力バフのオンオフスキルは唯一無二であった。
そういえばイテレーターの電力と言えば、公式ではあのリビュレットが運んだレアファクションセルが使われていたことをムーンが教えてくれた。メンテナンスの際などにあのセルから電力が供給され行き渡ると。そこから考えるとキャパシターの先祖のなめくじ猫は、ちょっとした電力が足らない際の予備電力として扱われていたのだろうか。ためておける電力量の少なさから考えると、さぞたくさんの蓄電なめくじ猫が配置され、電気を供給していたに違いない。その絵を想像すると、かわいくてかわいくて仕方ない。
発想から何から、非常によくできたMODキャラクターだった。
また来週も面白そうなMODがあれば紹介していくのでお楽しみに。
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関連リンク
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