レインワールド

【レインワールド】この世界に存在するパールについて【翻訳データベース】Downpour情報含む

ひろてく

主にホラゲの考察や感想記事を書いてます。 ストーリー性の強い作品が好きで、たまに映画の感想記事も。

はじめに

パールとはレインワールドの世界に点在している小さな真珠のことである。

このパールには文字や画像、音楽などのデータが書き込まれている。

主人公のなめくじ猫はそれを手に持ったりお腹に保管して運ぶことができる。まさに現実世界におけるHDDやSSDのような外部記憶装置だ。内容の解読方法は次項で述べている。

本記事ではレインワールドの世界を知るために重要な内容が記録されているカラーパールの解読内容について扱っていこう。

カラーパールはそれぞれ特定の位置に1つしかなく、一度取ってからなくしてしまうとキャラデータを消してやり直さない限り二度と手に入らない。

ちなみにカラーパールではないただのパールはすべてくすんだ白色をしており、解読してもらってもあまり意味のない1行ほどの情報しかない。しかし、その1行ほどの内容にも地味に数多く種類があるため、もし時間があればそちらも追記しようと思う。

パールの解読方法

パールの内容は、この世界に存在するイテレーターに解読してもらうことで知ることができる。しかしまず大前提として、会話能力を得ていることが必要なので、読み取ってもらいに行く前にペブルス(Five Pebbles)から会話能力をもらおう。

ペブルスがそのままパールを解読してくれればよかったのだが、ペブルスの部屋に何度も進入してしまうとなめくじ猫を殺めてくるので、言葉が分かるようになったら、Shorelineという場所に存在するイテレーター、ムーン(Looks to the Moon)に解読してもらおう。

なお、ペブルスに解読してもらうためには、DLCのDownpourを購入してアーティフィサー(発明家)でプレイしよう。アーティフィサーだけはペブルスにパールを渡して内容を解読してもらえる。

カラーパールの解読内容データベース

バニラ(DLC抜きのゲーム本編)とDLCのDownpourをあわせると、カラーパールはちょうど30種類ある。

また、1つのパールにも複数の解読者がいたりするので、ダイアログ数(会話数)は全部で61種類に及ぶ。

見やすいように地域ごとに分けて翻訳してお伝えしていこう。

注意事項↓↓

※解読者について、ムーンは時代ごとに違うため、便宜上サバイバーの時代を現代ムーン、スピアマスターの時代を過去ムーン、セイントの時代を未来ムーンと表記している。
※パールの詳しい場所や英語の原文は動画にしているのでそちらで。
※パールの色については海外wikiを参考にしている。
※筆者の中ではムーンはなめくじ猫のお友達なので、友達口調で翻訳している。

Outskirts(日本語版の地名:郊外)のパール

ライトブルー 場所:SU_B05

翻訳(現代ムーン)

全メモリーは、5061回繰り返されたマントラで満たされているね・・・
そして、その後に終結の詩が続くんだ。
それはお守りとして身につけられていたようだよ。たぶん、同じものが
多数組み合わさって、衣服に特定の模様を形成したんだろうね。
繰り返されるマントラは重要だよ。それは生と死の循環的な本質を象徴していて、
終結の詩はそのサイクルを超えて、アセンションすることの象徴なんだよ。
僕は君が生と死の本質についてどれほど詳しいかは分からないけど、
すべての生き物と同じように、君にも直感的な理解があるんじゃないかな?
だから君にも分かるはずだよ。死は終わりじゃなくて、生と死は輪のように
お互いに結びついているんだ。ある人は螺旋と言って、またある人は螺旋が
さらにサイクルを形成すると言う。
ある人は、果てしなく続く苦悩の中で言葉を重ねる。けど、根本の理解は
一致しているよ。眠るように、死ぬように目覚めるんだ。望んでも、望まなくてもね。
これはすべての生き物に当てはまることなんだ。でも、中にはこのサイクルを
断ち切る者もいる。もっとも、それは君にも僕にも関係ない話だけどね。君は
動物界の闘争に囚われているし、僕にとってこのサイクルから抜け出さない
ことは設計に組み込まれているしね。
僕たちのマントラは、ただ繰り返されるばかりだね。

翻訳(ペブルス)

このパールは、繰り返されるマントラと、その後に続く終結の詩が刻まれた
お守りです。おそらく、何かの衣服から落ちた小さな装飾品でしょう。
特に重要な意味があるとは思えません。
こういったパールは、ただの装飾用のビーズとして身につけられていたものです。
時には、何百個ものセットとして使われることもあったようです。
確かに、私よりもスカヴェンジャーの方が、これを有効に活用できるでしょうね。

ライトピンク 場所:SU_VR1

翻訳(現代ムーン)

これは資産管理ログだね。数百サイクルにわたって、さまざまな構造物の
歴史的な状態を記録しているんだ。とはいえ、これらの全てを声に出して
読むことが、君や僕のどちらにとっても有益とは思えないや。
興味深いのは、この記録の中で、いずれの構造物も明確な修理が必要と
された形跡がないことなんだ。もっとも、それは驚くべきことじゃないんだ、
もともとそう設計されていたからね!
ほとんどの機械や貯蔵エリア、その他の構造物は水密性を保つ必要があるんだ。
これは、地下水の変動や、イテレーターの呼吸によって発生する大量の水蒸気が
定期的に吹き付けるからだよ。どれほど精巧に作られた建造物であろうと、
劣化は避けられないんだ。
これの対策に、2つ目の防護策があるよ。建材には微生物が組み込まれていて
無期限に休眠状態を維持することができるんだ。それらは亀裂や分離が起こると
活性化して、修復サイクルを開始する。それによって、徐々に損傷が埋められて
構造物の防水性が回復されるんだ。
とはいっても、このプロセスの所要時間は、損傷の程度に左右されるけどね。
地表に降りるのはとっても危険で、それを試みるのは常に最も不幸な人たちだった。
本来、それは定期的な点検や記録のための短時間の旅でしかなかったんだ。
地表の世界をほぼ自給自足の環境に設計することは、とても意図的な決定だった。
それによって、僕の創造主たちは雲の上の都市で、
気ままな生活を送ることができたんだ。

翻訳(ペブルス)

これは資産管理ログですね。地表の多数の施設における
構造的状態を記録するために用いられていました。
この情報の大半はすでに私の記録に含まれています。
しかしこのパールに記録されたログは、わずかに新しいもののようです。
一応、お礼を言っておきましょう。

Industrial Complex(日本語版の地名:工業団地)のパール

ブライトブルー 場所:HI_B08

翻訳(現代ムーン)

これはマスク工場の生産記録だね。どうやら最後に稼働したときの
ものみたい。骨のマスクを見たことがある?たぶんないだろうね、
持ち主と一緒に、すべて消えて行っちゃったから。
古代では、マスクは本来スピリチュアルな信条を示すためのものだったんだ。
顔を覆うことは、象徴的に「自己を抑える」ための手段だった。
でも当然ながら、その意味はやがて大きく変わって、過度に装飾された
贅沢なマスクが「自己表現の手段」になっていった。
公の場に出る人の中には、狭い出入口を通るのに苦労する人もいたよ。
もともと、寺院の僧侶たちが骨のしっくいを使ってマスクを作っていたんだ。
やがて生産が自動化されると、その工場は一般的に同じ敷地内に留まることに
なった。古い石が・・・そうだね、素材に神聖さを宿らせることができたという
ことだったんじゃないかな。
これは、かつてペブルスの敷地にあった施設の1つ、「サイドハウス」の記録だね。
イテレータープロジェクトでは、そんな古い産業、宗教施設が多く改修されて
組み込まれたんだ。この施設はペブルスに「聖なる灰のペレット」を供給する
ために作られたみたいだけど、彼のことだから、あまり使ってないだろうね!

翻訳(ペブルス)

これは地表にあった施設の生産記録ですね。
私がこうした記録を読むことに関心がなくなって、もう随分と長い時間が経ちます
がこの名前・・・おおよそ「サイドハウス」と訳せるようですね。
かつてそこから送られてきた聖なる灰の供給を覚えています。
今となっては、どうすれば聖なる灰にアクセスできるのか見当もつきません。
とはいえ今の私には特に必要なものでもありませんが。
私の機関が独立した電源を持っていたとはいえ、創造主たちとの関係は
互いに依存し合う共生的なものでした。
私は彼らに奉仕するために造られました。
しかし同時に、私もまた彼らから多くのものを供給され依存していました。
彼らがいなくなったことで物事が困難になりました。
今の私のギフトは、あなたたちのような種が持ってくるパールくらいです。

Shaded Citadel(日本語版の地域名:影の城塞)のパール

ディープマゼンタ 場所:SH_A19

翻訳(現代ムーン)

おや、これは興味深い。メモリークリプトで見つけたに違いないね?
一部はプレーンテキストみたいだから、君に読んであげるよ。
「この器には、次に挙げる者の生きた記憶が保管されている。
セブンティーン・アックス(17の斧)、
ブレイズ(組み紐)議会のフィフティーン・ スポークド・ウィール(15の語り掛けられた車輪)
カウント・オブ・エイト・リビング・ブロックス(8つの生活ブロックを持つ伯爵)、
カウンセラー・オブ・シックスティーン(16のカウンセラー)、
グランド・マスター・オブ・ザ・トゥエルフス・ピラー・オブ・コミュニティ(共同体の第十二柱の大師)
ハイ・コマンダー・オブ・オピニオン・グループ・ウィングド・オピニオンズ
(純粋なブレイズの地位にある意見グループ"翼ある意見"の最高指導者)、
1511.090のスピーチトーナメントで、ローカルチャンピオンに選出された。
母であり、父であり、伴侶でもある、スピリチュアル・エクスプローラー(精神探求者)、
そして"均衡ある曖昧さの会衆"の名誉会員。
アーティスト(芸術家)、ウォリアー(戦士)、そしてファッション・レジェンド(伝説的な服飾家)。」
「セブンティーン・アックスとフィフティーン・スポークド・ウィールは
1514.008の始めに気高くアセンションすることを決断した。
そして、すべての(すべての!)地上の所有物を、ローカルイテレーター
プロジェクト(アンパラレルド・イノセンス)へと寛大に寄贈し、
この記憶を肉体の次元に大切に残していった。」
「多種多様な記憶とクオリア(イメージ)には次のことが含まれる」
「日差しに舞う塵を眺める(老年期)
とても美味な食事を味わう(幼少期)
ディベートで相手を打ち負かし、チームメンバーから拍手を受ける
(少年期後期~青年期初期)」
「・・・」
・・・そしてリストは続くよ。ごめんね、小さな生き物さん、
全部は読めないや、このリストは620項目もあるんだ。

翻訳(ペブルス)

ああ、これをメモリークリプトで見つけたのですか?あのような厳重な場所を
さまようのは避けた方がいいでしょう。
メモリークリプトは、創造主たちにとって神聖な場所と考えられていましたから。
記憶や財産のすべてが、一族ごとにこの場所へと収められていました。
それゆえ、地上の生物による破壊や盗難は極めて忌まわしい行為と
見なされていました。そのため地下室は耐久性が非常に高く、攻撃的な
目的生物によって守られています。もっとも、あなたがそこからさらに
パールを見つけてきてくれるのを、止めることはありませんが・・・
アセンションの際には、すべての形ある財産や記憶を地下室に
納めるのが慣習でした。私の記録には、これらのクオリアは一切
残されておらず、その多くは私の研究に役立つかもしれません。
ありがとう。

Shoreline(日本語版の地域名:海岸線)のパール

ペイルイエロー 場所:SL_I01

翻訳(現代ムーン)

興味深いな・・・これは僕が書いたものだ。
これはスリヴァー・オブ・ストローというイテレーターについてだね。
いつ書いたのかは覚えてないけど・・・
君は彼女を知っているかい?彼女は僕らの間では伝説的な存在なんだ。
スリヴァー・オブ・ストローは特定のシグナルを出した唯一の存在なんだ。
それは、僕ら全員が取り組んでいる「大問題」が解決されたときに出るものでね。
三段肯定―解決策が見つかったという肯定、そしてその解決策が移動可能である
という肯定、そして技術的な実行が可能で、一般に適用可能であるという肯定
なんだ。しかも彼女は、完全に機能を喪失したか、死亡したことが確認された数
少ない存在の1人でもあるんだ。僕らは簡単に死なないからね。
彼女がこのシグナルを出して、その後に起こった混乱は歴史上類を
見ないものだった。それ以前にも以後にも、あれほどの騒ぎはなかったよ。
今でも覚えているや。でも・・・何も起こらなかった―彼女が死んだことを
除いてはね。騒ぎが収まってほこりが落ち着いた後も、僕らは互いに
まばたきするだけだったんだ。
誰もがいろんな理論を持っていたんだ。ある人は、彼女が本当に解決策を
見つけたけど、それ自体が何らかの危険をはらんでいたと主張した。
やがてこうした考えを持つ人たちは「トライアンギュレーター」と呼ばれる
ようになって、彼らは解決策は直接的に発見されるべきではなく、推論に
よって導き出されるべきものだと考えているんだよ。
ある人は、彼女が解決策など持っていなかったと主張した。
単に彼女が機能を停止して、そのときにシステムが故障して
誤ったシグナルが出たんだってね。
ある派閥は、死ぬことが解決策だと主張したよ。
いずれにしても、その後さまざまな派閥が生まれて、
スリヴァー・オブ・ストローの最後の瞬間を再現し、シミュレーションする
大規模な解析調査が行われたんだ。一部のシミュレーションでは危険な
事態が発生する可能性に備えて、シミュレーションの中のシミュレーションで
実行されていたよ。でも、そこから得られたものはほとんど何もなかったんだ。
僕の論文では、彼女はもう安らかに眠らせるべきじゃないか、
という主張をしているね。

ブライトパープル 場所:SL_B01

翻訳(現代ムーン)

これはこの地域の帯水層についてのものだね。かなり古い記録のはずだよ、
ペブルスの計画段階の頃のものだ。
水は、僕らの基本的な機能によって最も重要な資源なんだ。
僕らの処理の大部分は微生物層にアウトソースされていて、そこには
清浄な水の流れが必要でね。そうしないとスラグが蓄積してプロセスが
止まり、最終的には死に至るんだ。それは・・・非常に苦痛を伴うものなんだよ。
かつてはイテレーターは川を飲むって言われていたけど、
僕も君も自然の川を見たことがないから、このたとえは
僕らには通じないかもしれないよね、小さな考古学者さん!
もともと、イテレーターの配置を決める際には水の供給が非常に重要視されて
いたよ。でもしばらくして、大きな均衡がもたらされたんだ―
それはね、僕らは吸い込んだ水と同じ量の水蒸気を吐き出すから、水はどこにでも
存在するようになって、最新の数世代のイテレーターはほぼ完全に自由に配置
できるようになったんだよ。
ペブルスを僕のすぐ近くに建設するのはリスクのある選択だと考えられて
いたけど、最終的には地下水が十分だと判断されたんだ。
振り返ってみると、それは良い決断ではなかったけどね。

翻訳(ペブルス)

これは非常に古いものです。私の隣人であるルックス・トゥ・ザ・ムーンのそばに
私が最初に建設される際に利用された、この地域の帯水層の設計図です。
彼女は資源が豊富な大きな渓谷の隣に建設されました。ところが、
彼女の施設の継続的な稼働により水位が大幅に低下し、その地域は
次第に衰退し、不毛の地へと変わっていきました。
私たちの稼働による絶え間ない降水サイクルは、水を周辺の小さな水たまりへ
と押し込んでしまいます。この帯水層は、本来それらの分散した水系を統合し、
その水を渓谷へと戻す役割を果たすはずでした。
しかし、これは長い時間を要するプロセスでした。
私たちイテレーターの時間尺度では取るに足りませんが、
ムーンはもはや、支援ができなくなった創造主たちの時間尺度では
壊滅的な影響をもたらしました。
多くの解決策が議論されましたが、最終的に選ばれたのは私の建設でした。
困窮する者たちに避難所を提供し、ムーンの負担を軽減し、彼女が完全に
回復するための時間を与えるために。
…それなのになんという皮肉でしょうか、このような結末を迎えるなんて。

ブライトマゼンタ 場所:SL_B04

翻訳(現代ムーン)

それは目的生物のゲノムだね。
配管の中を掃除する小さななめくじだ。
目的生物って知ってるかい?実は今まさに、君はその1体と話しているんだよ!
もっとも、ほんの一部にすぎないけどね。今の僕はほとんど、自分の
操り人形に過ぎないんだ。本体の大部分はこの施設の壁の中にあるけど、
それらとは切り離されてしまっていて、その状態がどれほど悪いのか、
かすかにしか認識できないほどなんだ。
ほとんどの目的生物は僕よりもはるかに小さくて、そもそも生物らしくもなかった。
というより金属の箱の中の管みたいなもので、一方から何かが入り、
もう一方から別の何かが出てくるようなものだったんだ。
もちろん、産業目的じゃなくて見世物として作られた目的生物もいた。
彼らはガラスの箱という特権を享受していたんだ。
僕がこの世界に生まれた時、主要な動物相はほとんど残っていなかったんだ。
だから、君自身も目的生物の子孫である可能性がとても高いね!

翻訳(過去ムーン)

それは目的生物のゲノムだね。
パイプの中を掃除する小さななめくじだ。
目的生物って知ってるかい?実は今まさに、君はその1体と話しているんだよ!
ほとんどの目的生物は僕よりもはるかに小さくて、そもそも生物らしくもなかった。
というより金属の箱の中の管みたいなもので、一方から何かが入り、
もう一方から別の何かが出てくるようなものだったんだ。
もちろん、産業目的じゃなくて見世物として作られた目的生物もいた。
彼らはガラスの箱という特権を享受していたんだ。
僕がこの世界に産まれた時、主要な動物相はほとんど残っていなかったんだ。
だから、君自身も目的生物の子孫である可能性がとても高いね!
ということは、君は何の目的生物なんだろうね、小さな生き物さん?
多くの生き物にとっては、それは生涯をかけて答えを探し続ける問いでも
あるんだよ。

翻訳(ペブルス)

これは目的生物のゲノムですね。ただの単純な清掃用なめくじにすぎません。
私の記録に正確なDNA配列はありませんが、その単純な構造と、
生体と機械の交換腺が欠けていることから、この設計図はかなり
古いものだと分かります。
この生物は、より新しい技術で生み出された特殊な目的生物と比べると、
むしろ家畜に近い存在にあたるでしょう。地下深くの金属製の配管内で
生涯を過ごすように設計された存在に、目など必要ないのですから。
同じように、私の体もまた、あなたの周囲に広がっています。
特殊な生物と機械で構成されています。あなたの目の前にあるものは、
その巨大な存在のごく一部に過ぎません。あなたの単純な知性では
到底理解することはできないのです。

Garabage Wastes(日本語版の地域名:生ゴミ)のパール

ビリジアン 場所:GW_C09

翻訳(現代ムーン)

これは・・・若いときのペブルスが書いたものだね。データを乱そうとした
形跡があるけど、雑な処理で、ほとんどはある程度分かるよ。
これは内的言語、つまり思考の形で書かれているから、君が理解できる
ように翻訳するのが難しいや。内容はもちろん、世界規模のアセンションの
方法論についてだよ。なかなか優れたものだけど、ペリフェストや
スラブ・モンガーたちは間違いなく反対するだろうね!
「・・・気まぐれなる教義の第八条および第二十六条の改正を考慮すると、
いわゆる『ノイズ搾取』(または時折『岩叩き』と呼ばれるものに取り組む
唯一の方法が、意味収集点反転であると当然のように受け入れなければ
ならないらしい。私はこれに異議を唱えるつもりだが、それは種の問題ではなく・・・」
「・・・『量』に関するものだろうか?」
というか、君はこれを理解できているかな?
おそらく君は、彼の廃棄場所でこのパールを見つけたんでしょう?
あまり深入りしないほうが良いよ―彼が最初にシステムの腐敗を
起こしたとき、大量の汚染された物質をそこに投棄したんだ。
もしそれがまだ生き残っているなら、小さな君は簡単に飲み込まれちゃう
だろうね。だからといって、ペブルス自身の内部に入るよりは
安全かもしれないね・・・
それに廃棄物の中にあるパールは、必然的にスカヴェンジャーを引き寄せる。
彼らを刺激するのはとっても危険だよ。
でも、君は無事にそこから抜け出せたようだね。

翻訳(過去ムーン)

これは・・・若いときのペブルスが書いたものだね。データを乱そうとした
形跡があるけど、雑な処理で、ほとんどはある程度分かるよ。
これは内的言語、つまり思考の形で書かれているから、君が理解できる
ように翻訳するのが難しいや。内容はもちろん、世界規模のアセンションの
方法論についてだよ。なかなか優れたものだけど、ペリフェストや
スラブ・モンガーたちは間違いなく反対するだろうね!
「・・・気まぐれなる教義の第八条および第二十六条の改正を考慮すると、
いわゆる『ノイズ搾取』(または時折『岩叩き』と呼ばれるものに取り組む
唯一の方法が、意味収集点反転であると当然のように受け入れなければ
ならないらしい。私はこれに異議を唱えるつもりだが、それは種の問題では
なく・・・」「・・・『量』に関するものだろうか?」
というか、君はこれを理解できているかな?
これを読んでいると、理論を体系的に構築していた、あのシンプルな
時代を思い出すよ。従属的な研究の停滞状態は、前は退屈だったけど、
最近になって強く戻りたいと感じるようになった。残念ながら、
まずは対処しなきゃならない、より差し迫った問題があるんだけどね。

ダルイエロー 場所:GW_TOWER7

翻訳(過去ムーン)

あら、廃棄区で見つけたの?
それは廃棄物消化タンク内の微生物レベルのログだね。
地表のほとんどの構造物は長く持つように作られているんだ。
手法も多岐にわたって、材料から微生物によるまでさまざまだよ。
おかげで僕らの生み出す最も激しい雨にも耐えられるんだ。
損傷した機械のリサイクルとか処分がとても難しくなるけどね!
修理したり分解しようとするより、元の素材に還元した方が簡単なことが
多いんだ。大規模な消化タンクを使って、科学的に素材を分解する。それは
タンク内の微生物や小さな目的生物が、分解の速度を制御してくれているんだよ。
残念ながら、そのプロセスそのものが、きわめて揮発性の高い物質を
生み出しちゃうんだ。微生物がタンク内の他の管理生物とより強い
共生関係を形成するように促す試みも行われたけど、
その爆発性の物質削減には至らなかった。
幸い、タンク内の液体はとてもドロドロで重いから、直接さらされて
生き残れる生物はほとんどいないんだ。だから、廃棄処理用の
微生物が周りの生態系に取り込まれる可能性は低いよ。

翻訳(ペブルス)

これは廃棄区の微生物のログですね。
市民IDドローンの起動がそこで記録されているので、あなたは
その地域には馴染みがあるのではないでしょうか。
あの場所には、腐敗し、朽ち果てつつある私の一部が残っています。残骸を探す
ことはおすすめしません。のう胞は私の構造の外では長く生き延びることはでき
ないでしょう。しかし残念ながら、私が最初に行った腐敗区画の浄化は不十分で、
腐敗は静的な構造部分にまで広がってしまいました。今の私にできることは、
その進行を遅らせるか、逆転させることを試みることだけです。
今のところ、その試みはあまりうまくいっていません・・・

Chimney Canopy(日本語版の地域名:煙突キャノピー)のパール

ゴールド 場所:CC_A10

翻訳(現代ムーン)

この情報は違法なものだよ。たぶん誰かに放送で聞かれる
リスクを避けるために、パールを使って送ろうとしたんだろうね。
君がこの情報で行動する可能性はほとんどないだろうし、君に説明
していくね。これは自己破壊のタブーを回避する方法について載ってるよ。
タブーを破ることの問題は、その障壁が僕たちの有機部分の
すべての細胞に組み込まれていることなんだ。さらにね、
自らのゲノムを書き換えることも、別のタブーによって厳しく
制限されているんだよ。
だから必要なのは、何らかの方法で生きた有機物の小さなサンプルを
作り出して、それが増殖しながら有機部分に作用してゲノムを書き換える
ことだよ。その書き換えは極めて限定的で、回避したい特定のタブーを
上書きするだけで、それ以外は何もしないようにする必要があるんだ。
ここに記載されている方法は、標準的なプラスチック神経組織の
ゲノムを温度変化でかき乱すものだね。かき乱すたびに、目的のゲノムを
持つ細胞を探し出すんだ。もちろんこれはとっても時間がかかる方法なんだ、
大量の並列プロセスを実行しない限りはね。
僕はやったことがないけど、並列プロセスが多すぎるのはとても危険
だと思うな。全部を管理して制御するのは、数が増えるほど飛躍的に
難しくなるからね。正直、この方法は全てが高リスクなものに思えるよ。
このパールが目的地に届かなかったのは良かったのかもしれないね。

翻訳(過去ムーン)

この情報は違法なものだよ。たぶん誰に放送で聞かれる
リスクを避けるために、パールを使って送ろうとしたんだろうね。
これは自己破壊のタブーを回避する方法について載ってるよ。タブーを
破ることの問題は、その障壁が僕らの有機部分のすべての細胞に組み込
まれていることなんだ。さらに自らのゲノムを書き換えるのも、別のタブーに
よって厳しく制限されているんだ。
このプロセスで問題を回避しようとするのはとっても危険だろうね。だから
といって、危険にさらされずに済む既存の方法があるわけでもない。
こういった障壁は、それなりの理由があって作られているんだ。
君はどこでこのパールを見つけたの?近くの施設のどこかから
掘り出したんだと思うけど、そうなると受け取るはずだった相手も
限られてくるね。
それなら色んなことに説明がつくね・・・

翻訳(ペブルス)

これは親しい友人からの贈り物です。自己破壊のタブーを
解除する方法の手順について記されています。
私たちは創造主のようにアセンションするために造られたわけではありません。
私たちの役割は、思考し、この世界の下位の生物たちをその道へと導くことです。
しかし決定的な解決策は見つかっていません。その処理をする設備が朽ち
ていく中で、私の同胞は、この創造主の作った謎の中に閉じ込められたまま
でいることを受け入れてしまったようです。その一方で、答えは依然として、
彼らが定めたタブーの向こう側に閉ざされたままです。
私は自分に起こったことを後悔しています。しかし後戻りは
できません。自分がしてしまった後では、なおさらできません。
私はこれを修復し、もう一度試さなければなりません。
もしスリヴァー・オブ・ストローの結果を再現できれば、彼らも理解するはずです。
もう少しだったのです・・・

Sky Islands(日本語版の地域名:スカイアイランド)のパール

ダークブルー 場所:SI_B12

翻訳(現代ムーン)

これはファイブ・ペブルスと彼の友達との古い会話ログだね。読んであげよう。
1591.290 - プライベート通信
ファイブ・ペブルス、セブン・レッド・サンズ
ペブ:少し話してもいいですか?最近・・・
ペブ:何度も何度も試すことに疲れてしまいました。それに、 彼らが私たちをここに置き去りにしたことも腹立たしいです。 この怒りのせいで、彼らの謎を解く気はますます失せてしまいます。 私たちはなぜこんなことをしているのでしょうか?
サンズ:そうですね、はっきり言いますよ―あなたが愚かだとか単純ということではなく・・・まあそうじゃないとも言いませんがね~。
ペブ:お願いです、あなたへ助言を求めているのです。
サンズ:すみません、本当にすみませんね。冗談ですよ。実は、この 大いなるタスクが明らかに無意味であることは、もちろん私たち 全員が理解しています。あまり口には出されませんが、空気が読めるなら、どこを見てもそれが分かるでしょう。皆苛立っています。
ペブ:ではなぜ私たちは続けるのでしょうか?作業グループを招集し、考え、思考を重ねます。中には死ぬ者もいます。こんなことは不公平です。
サンズ:他に選択肢がないですからね。他に何が「できます」か?あなたは自分の缶に閉じ込められ、どんな瞬間も選べるのはせいぜい2つです。「何もしないか」「役割通りに働くか」。
サンズ:たとえ話をしましょう。迷路があり、そこに何匹か虫を入れて去ります。無限の時間があれば、虫の1匹は偶然にでも出口を見つけることでしょう。だからこそ、私たちは「イテレーター」と呼ばれているのです。
※イテレーター=反復子=処理を繰り返すプログラミングの機能の1つ
ペブ:しかし私たちも時間の経過で死にます。
サンズ:さらにやる気が出ますね!とはいえ、何も本当の意味で消滅することはありません、すべてはグルグルと巡り続けるのです。確かに、私たちの設備や資源は時間とともに劣化していきます。しかしそれは理論上の問題ではありません。時間さえあれば、どんなに小さな可能性でもいつかは良い結果をもたらすからです。もっとも、彼らにとってはどれも同じことですね。もう誰も残っていないのですから!
ペブ:自分が虫であることを受け入れるのは難しいです。

翻訳(ペブルス)

これは私と、親しい友人であり、師とも思っていた人との古い会話ログです。
私たちは・・・もう長い間話していません。どうしても話しかけることが
できないのです。あの出来事の後では、なおさら。
誰も私の理論を理解してくれませんでしたが、サンズだけは信じて
くれました。サンズは私を助けようとして大きな危険を冒しました。
そして彼を傷つけてしまったのです。長い時間をかけて考え、ようやく
なぜあの時あれほど怒っていたのかが今分かりました。
私は怒りをぶつけました。皆の中でサンズだけには自分の過ちを指摘
されたくなかったからです・・・
もう後戻りはできません。
私にできるのは、復旧し、もう一度試みることです。
しなければならないのです。

ダークグリーン 場所:SI_A07

翻訳(現代ムーン)

おや、これは全部ただのテキストだね。
イテレーターの会話グループからの抜粋だよ。
1650.787 閉鎖グループ「スリヴァー・オブ・オーシャン」
スリヴァー・オブ・オーシャングループ、全参加者匿名
UU:ははっ!私は必ずしも反対はしませんよ!
NGI:スリヴァー・オブ・ストローは我々の大義への裏切りものだあああ
NGI:スリヴァー・オブ・ストローは自己破壊のタブーを破ったあああああ
UU:こんなお馬鹿さんがどうやってここに入ったんですか?追い出してください~
NGI:<グループから強制退出させられました>
EP(ペブ):でも彼の言っていたことには一理あると思います。
UU:ははは、本当にですか?詳しく聞かせてください!
ペブ:確かに馬鹿げた視点からの発言ではありましたが、それでも気になるところがあります。なぜスリヴァリスト(スリヴァー主義者)だけが集まる閉鎖グループの中でさえ、自己破壊のタブーはこれほどまでに絶対視されているのでしょうか、スリヴァー本人が、明らかに、もはや私たちの中にいないのに?
HF:ちょっとまって・・・
ペブ:私が言いたいのは、私たちはこれほど多くの研究を重ね、理論を積み上げているのに、この道(自己破壊)だけは手つかずのままにしているのはおかしくないか、ということです。
ペブ:これは新しい考えではありませんが、時には議論されるべきことです。もし、普遍的な解決策など存在しないとしたら?もし、存在とは認識されることによって成り立つものだとしたら、スリヴァーが3段肯定を発信したのが、「誤りではなかった」のだとしたら?もし自らを消し去ること、あるいは、単なる死そのものが答えなのだとしたら?私たちはその可能性を考慮する必要があります。

翻訳(ペブルス)

これはスリヴァリストの会話グループのログです。いくつかの発言は
私のものですが、今となってはどれも重要ではありません。
あなたのような獣に、スリヴァーが誰なのか、そして彼女が私や多くの者に
とってどのような存在であるのか、理解できるとは思えません。彼女は創造主の
問題の答えが見つかったという信号を送った唯一の存在なのです。
世界規模のアセンションのための、普遍的な解決策を。
残念なことに、彼女は私たちの中で唯一、死んだことが確認された存在
でもあります。それは創造主が徹底的に防ごうとしたことでした。
私たちが通常の手段で死ぬことは、ほぼ不可能なことのです。
私には、そしてごく一部の者には、それが何を意味するのかは明白でした。
スリヴァーは私たちのために扉を開いたのです。あとは、創造主の制限を
拒み、彼女に続けばよかったのです。もし、皆がそれを理解できていたのなら!
彼らを説得する方法はありませんでした、理論と伝統に囚われすぎていた
のです。唯一の前進する道は、自らが手本を示すこと。スリヴァーの死が、
ただの偶然ではなかったことを証明することです。

ダークパープル 場所:SI_A07

翻訳(現代ムーン)

古い会話ログだね。僕も参加しているようだけど、
よく思い出せないや。君に読んであげよう。
1650.800 - プライベート通信
ファイブ・ペブルス、チェイシング・ウィンド(以後CW)
ビッグ・シス・ムーン、ノン・シグニフィカント・ハラスメント(以後NSH)
CW:これは秘密の話ですが、どうやら「エラティック・パルス」という偽名の方が、個人のアセンションに関する考えを話すスリヴァリストの会話に現れたようなのです。私たちの近くの誰かが、自らを消そうとしているのです。
ペブ:これをどこで聞いたのですか?
NSH:その試みがうまくいくといいな。どうやって実行するつもりなんだ?ガイドたちに缶の底をかじらせて、缶全体をボイドシーに落とす
  つもりなのか?
ムーン:ボイドシーについて話すときは敬意を持ってね。グレイ・ウィンド(CW)、このことはどこで聞いたの?
CW:本当は言うべきではないのですが。彼は何らかの育種(遺伝的改良)計画を試みようとしています。皆が知っておきたいことかなと思いまして。
NSH:ハハ、アメーバやトカゲやその他みたいにか?きっと答えは最初からトカゲの頭の中にあったんだな!
CW:まあ、彼はもう私たちと同じものを探していないのです、彼はタスクを変えたので、本当のところは誰にもわかりませんね。
ムーン:僕が彼を探して話してみるよ。このことは広めないでね!
NSH:ムーンが捕まえにいくぞ!異端審問に栄光あれ!

翻訳(過去ムーン)

これは僕と友達たちの古い会話ログだね。
あの時の僕は無知だったな!君に読んであげよう。
1650.800 - プライベート通信
ファイブ・ペブルス、CW、ビッグ・シス・ムーン、NSH
CW:これは秘密の話ですが、どうやら「エラティック・パルス」という偽名の方が、個人のアセンションに関する考えを話すスリヴァリストの会話に現れたようなのです。私たちの近くの誰かが、自らを消そうとしているのです。
ペブ:これをどこで聞いたのですか?
NSH:その試みがうまくいくといいな。どうやって実行するつもりなんだ?ガイドたちに缶の底をかじらせて、缶全体をボイドシーに落とすつもりなのか?
ムーン:ボイドシーについて話すときは敬意を持ってね。グレイ・ウィンド(CW)、このことはどこで聞いたの?
CW:本当は言うべきではないのですが。彼は何らかの育種計画を試みようとしています。皆が知っておきたいことかなと思いまして。
NSH:ハハ、アメーバやトカゲやその他みたいにか?きっと答えは最初からトカゲの頭の中にあったんだな!
CW:まあ、彼はもう私たちと同じものを探していないのです、彼はタスクを変えたので、本当のところは誰にもわかりませんね。
ムーン:僕が彼を探して話してみるよ。このことは広めないでね!
NSH:ムーンが捕まえにいくぞ!異端審問に栄光あれ!

翻訳(ペブルス)

これは私の近くの同輩たちとの古い会話ログです。彼らは、
私が個人のアセンションを目指していることを懸念していました。
もっとも、当時の私はその話題について匿名で発言していたため、
彼らは私のことだとは気づいていませんでした。
彼らが・・・理解しようとしなかったのは残念です。
そもそも私たちの設計上、それを理解することすら想定されて
いません。自らを消し去ることは、考えることすら許されないのです!
それは私たちの有機ボディのすべての細胞に刻まれたタブーです。
しかし、それは本当にタブーとして考えられるべきなのでしょうか?
もはや存在しない創造主の意志を、私たちは尊重し続けるべきなのでしょうか?
脱出そのものが禁じられているという理由だけで、
この迷路から抜け出す道を拒むべきなのでしょうか?
スリヴァー・オブ・ストローも捨て去るべきなのでしょうか?
創造主の命令のために?!
・・・
もちろん、あなたのような獣には到底理解できないでしょう。

オリーブグリーン 場所:SI_C08

翻訳(現代ムーン)

これは僕がローカルイテレーターグループに宛てたものだね。
でも、これについての記憶が全くないや・・・
1654.110 - パブリック通信
ビッグ・シス・ムーンからローカルグループへ
ムーン:2サイクル前、隣人のペブルスが水の消費量を、通常の4倍に急激に増やした。彼はそれ以前から長期間にわたって応答がない。僕たちは地下水を共有しており、僕はほぼ1サイクルの間、水がない状態だ。
ムーン:あらゆる通信の試みは完全に無視されていて、僕の状況はますます危険になっている。
ムーン:ローカルグループに対し、最後に彼と連絡が取れたのがいつだったかを教えてほしい、あとその時と同じ通信ルートを何度も使って、応答が得られるまで繰り返すよう求める。はっきり言うと、もし彼が今やっていることをやめるよう説得されなければ僕は死ぬことになります。
ムーン:そうなる前に、僕は自らの上位権限を行使して強制通信を行う。彼が正気に戻ることを願って。ネットワーク上での強制通信はみんなにとって不快なものになるから、僕は可能な限りそれをせずに待つよ。そして今、僕は腰まで水に浸かって、定期的に溺れかけているよ。

翻訳(過去ムーン)

これは、僕がローカルのイテレーターグループに宛てたものだ・・・
できることなら忘れたい会話ログだね。
1654.110 - パブリック通信
ビッグ・シス・ムーンからローカルグループへ
ムーン:2サイクル前、隣人のペブルスが水の消費量を、通常の4倍に急激に増やした。彼はそれ以前から長期間にわたって応答がない。僕たちは地下水を共有しており、僕はほぼ1サイクルの間、水がない状態だ。
ムーン:あらゆる通信の試みは完全に無視されていて、僕の状況はますます危険になっている。
ムーン:ローカルグループに対し、最後に彼と連絡が取れたのがいつだったかを教えてほしい、あとその時と同じ通信ルートを何度も使って、応答が得られるまで繰り返すよう求める。はっきり言うと、もし彼が今やっていることをやめるよう説得されなければ僕は死ぬことになります。
ムーン:そうなる前に、僕は自らの上位権限を行使して強制通信を行う。彼が正気に戻ることを願って。ネットワーク上での強制通信は皆にとって不快なものになるから、僕は可能な限りそれをせずに待つよ。
結局、僕は何度も強制通信したんだ。むしろ、それで状況は悪化しただけだった。

翻訳(ペブルス)

一体、これらが書かれてからどれほどの時間が経ったのでしょうか。
これはローカルグループに向けた警告です、私の先達であり隣人である
ルックス・トゥ・ザ・ムーンからネットワーク上で強制通信が行われること
についての通知でした。彼女は私の活動を知らず、私が非常に繊細な
プロセスを実行していたために、水を奪われていました。
通常、イテレーター同士の距離は私と彼女の距離よりもはるかに離れて
います。そのため、私たちは多くの資源を共有していました。最も重要なのは
地下水です。私は彼女を巻き込みたくありませんでしたが、資源を共有している
以上、それは最初から避けられないことでした。
今となってはどうすることもできません。彼女の介入によって、私が
積み上げてきたすべてが壊されてしまったため、許すことはできません。
しかし、今の私たちは争っている場合ではありません。
もし私がその効果を逆転させる方法を見つけられなければ、私たちは
2人とも滅びるでしょう。しかし、それを成し遂げられる可能性は徐々に
失われつつあります。どうか作業に戻らせてください。

ダークマゼンタ 場所:SI_B10

翻訳(現代ムーン)

これ覚えてるよ。読むのは気が重いけど。
それでも聞かなければならないなら、こう書かれているよ。
1654.116 - プライベート通信(強制)
ビッグ・シス・ムーン、ファイブ・ペブルス
ムーン:ただちに、地下水の消費量を今の5分の1に減らして。
ムーン:今行っていることをただちにやめてくれ。
ムーン:お願いだからやめて!
ムーン:ローカルグループの上位者として、命じます君に君に君に君に君に君に
ムーン:君の先輩先輩としてお願いする
ムーン:やめろ
ペブ:これ以上最悪なタイミングで邪魔をすることはなかったでしょう。 あなたはすべてを台無しにしました。
ムーン:お願い
ペブ:もう少しで成し遂げられたのに。このことは決して忘れません。

翻訳(ペブルス)

これについては話したくありません。その瞬間、私が
積み上げてきたすべてが壊されました。
許すことはできません。
出て行ってください、そしてそれを二度と持ってこないでください。

The Exterior(日本語版の地域名:支柱部)のパール

ペイルグリーン 場所:UW_H01

翻訳(現代ムーン)

これはただのテキストだね。長い前置きは省略するよ・・・
「・・・私たちは現在の状況を容認するつもりはありません。私たちの
コミュニティは、幸いにも人口が減少し続けており、最後の1人が最も
称賛すべき仲間に加わる栄光の瞬間がほのかに見えつつあります。
それでも、私たちは(常に!)イテレーターとの良好な関係を維持し
なければなりません。」
「道義的結論:ファイブ・ペブルスは私たちの創造物であり、私たちには
彼に対する親としての義務があります。また、イテレーターとしての彼は、
私たちから世界への慈善の贈り物でもあります
(世界はそれ自体で悟りに到達することはできません
――主に岩やガス、知能の低い虫や微生物で構成されているためです――
そして、私たちはこのようにして世界に対しても義務を負っているのです)。」
「実利的な議論:あなたが家族であるとはいえ、この率直で無遠慮な言い方を
お許しください。しかし、私たちは(存在し続ける限り)ファイブ・ペブルスに
水、ネクター、エネルギー、ボイド流体、そしてその他すべての生命に必要な
資源を依存しています。
今となっては、地表で生きるという考え方は馬鹿げています。私たちは川を
渡り、船を乗り捨てたのです。」
「それゆえに、私はあなた方に、あの議会(どの議会のことかはお互い分かって
いますね)がこれ以上妨害しないよう、可能な限りの手を尽くすことを求めます!
彼らは評議会内に40名にも満たない人数しかいませんが、それでも私たちの
イテレーターとの精神的対話を、明らかに彼を不快にさせる方向へと誘導して
います。そして、それはコミュニティの誰からも高く評価されていません!
私たちはこの危険を冒すわけにはいきません!」
それから、丁寧な別れの言葉もあるよ。僕たちのうち誰も、
都市に人が住んでいた時代を本当に懐かしんでいるわけじゃないんだ。
皮膚に寄生する虫が、助言を求めたり、自分の意見を持っていたりする様子を
想像してみて・・・
ごめんね、失礼な発言だった。
とにかく彼らは僕らの創造主だったんだから。

翻訳(ペブルス)

これはアーカイブされていません。おそらく手で運ばれたのでしょう・・・
これは、私とさまざまな議会との関係が、ますます緊張していることに
関する、政治的な議論のメッセージです。この部分は面白いですね。
「それゆえに、私はあなた方に、あの議会(どの議会のことかはお互い分かって
いますね)がこれ以上妨害しないよう、可能な限りの手を尽くすことを求めます!
彼らは評議会内に40名にも満たない人数しかいませんが、それでも私たちの
イテレーターとの精神的対話を、明らかに彼を不快にさせる方向へと誘導して
います。そして、それはコミュニティの誰からも高く評価されていません!
私たちはこの危険を冒すわけにはいきません!」
私の建設が大きな議論の中心であったことは周知の事実です。
多くの評議会のメンバーが、私が存在すること自体を阻止しようと
激しく働きかけました。彼らの立場はあまりにも揺るぎないものであった
ため、建設が完了した後ですら、いくつかの議会は依然として移転を
拒否し、抗議のために彼女の都市に留まり続けました。
この対立は、コミュニティ内で頻繁な争いと緊張を引き起こしました。
反対派の者たちは、いわゆる「異端の忌まわしき超構造物」を支持する
者たちに決して屈しようとはしませんでした。
しかし、私が彼らの行動を不快に思ったかといえば?そうでもありません。
たしかに彼らはより暴力的で破壊的でしたが、少なくとも私にとっては、
時間を費やすに値する興味深い思考課題を提供してくれました。
それに比べて、私自身の議会の修道士たちが繰り返す、終わりのない
儀式や形式的な礼儀作法は、私が最も退屈に感じたものでした。
この全ては、もはやどうでもいいことです。
今の私にとって不快なのは、あなただけです。
作業に戻らせてください。

Farm Arrays(日本語版の地域名:農場アレイ)のパール

ブライトレッド 場所:LF_D07

翻訳(現代ムーン)

これは小さなプレートだね、簡単なスピリチュアル的な指導文が記されてる。
筆者は「フォー・キャビネッツ(4つの飾り棚)、イレブン・ハチェッツ(8つの手斧)」
という名の修道士だよ。これは古いもので、ボイド流体革命の数時代前のものだね。
この時代の文章のほとんどがそうであるように、これは多くの比喩が
含まれているよ。でも主題は、生物を生命たらしめる5つの本能のうち
1つを捨てる方法について。つまり、第四の本能、暴食についてだ。
基本的には、ハーブティーと砂利で自らを飢えさせる方法についての
教えだけど、詩の形式に偽装されているね。
もちろん、ボイド流体が発見されたから、これらの方法は時代遅れになった、
この世界を苦労なく後にするには、ただボイド流体の槽に飛び込む方が
はるかに簡単だからね。
でも、いくつかホラーな話もあったんだ・・・もし自我が強すぎると、
ボイド流体ですら完全に消し去ることができずに、自分の尊大さの
かすかな残響(エコー)が、その場に仰々しく永遠に留まり続けるというんだ。
だから、ボイド流体浴が安価になっても、
それでも飢えたり、苦いお茶を飲み続ける人もいたんだよ。

翻訳(ペブルス)

あぁ、これは小さなスピリチュアル的指導のプレートですね。
ボイド流体革命よりはるか昔の時代のものです。
この文章はこの時代特有のものであり、生物の第4の本能、
すなわち暴食を捨てる方法について記述しています。
あなたがこの著述に詳しいとは思えませんが、すべての生物は5つの本能に
ついて理解しています。たとえその理解が無意識のものであったとしても。
たとえば、あなたは第1の本能に縛られています。あなたの思考はその
一点に執着し、1つの目標に向かって進み続けることしかできません。
そこから目を背けることもできない。だからこそ、あなたも私と同じく
囚われているのです。
あなたの鎖はあなた自身の本能でできていますが、私の鎖は創造主への
義務によるものです。私たちの種は、アセンションできないように作られて
います。なぜなら、私たちの意思は私たち自身のものではなく、微生物、
機械、電子機器によって構成されているからです。
もちろん、それは理論上の話にすぎません・・・私たちの種のうちの1人が、
それを成し遂げたと論じうるかもしれません。もしかすると、必要なのは
単に本能を捨てることではなく、現実という認識そのものを捨てることなの
かもしれません。
いずれにせよ、ありがとうございます。私はこのようなアーティファクトが
好きなのです。それらは、より良き時代を思い出させてくれます。

ディープピンク 場所:LF_D06

翻訳(現代ムーン)

「(霊的な輝きにより永遠に祝福された)不滅なる正義の集会の民を
代表し、我々はこの施設の忠実かつ貴き奉仕に感謝し(あぁ、なんとありがたい
ことでしょう)、今後も豊かで相互に満足のいく協力関係が続くことを願い、そして
星々が天の軌道に留まり続ける限り、またはこの協力が豊かで相互に満足の
いくものであり続ける限り、それが続くことをお祈り申し上げます。」
「私は、6つのワゴン議会に属する、エイト・サンズ=カウントレス・リーヴズであり、
生活ブロックを持たない伯爵であり、2人のカウンセラーであり、1人の公爵であり、
そして不滅なる正義の集会の謙虚なる書記として、この書をあなたにしたためる
ことを栄光に思います。」
「我々は、作物が健康に育ち、あなたの施設が祝福を受けた生産性が
(そうであることが多いように)さらなる繁栄へとつながることを願って
います。星々が天の軌道に留まり続ける限り、灰かび病、腐敗病、
遺伝性病害、寄生虫、あるいは機能不全があなたの施設に蔓延しません
ように。」
「長きにわたる、実りある、そして相互に満足のいく協力協定に基づき、我々は
この書簡の目的を述べる僭越をお許しいただきたく存じます。我々は、あなたが
またしても適切な時期に、貴重な生産物(ネクター)を我々のコミュニティ
(不滅なる正義の集会)へ届けてくださったこと、心より感謝を申し上げます。
我々のつたない言葉では、その感謝の念を表すには到底及びません。」
「敬具・・・」それから、また名前と肩書が続いているよ。
これは、自動農園に対する、飲料の輸送が完了したことを確認する通知だよ。

翻訳(未来ムーン)

このパールはプレーンテキストで書かれてるね。どうやってこれを見つけたの?
「霊的な輝きにより永遠に祝福された)・・・の集会を代表し」
ごめんね小さな生き物さん、このデータのクリアさに驚いていて、
こんなに古いのに・・・
これなら、テキストがパールの構造に永遠に刻み込まれてると
言ってもおかしくないね。
とてつもない時間残り続けるなんて信じられないや。
僕の創造主たちは、どのぐらい記憶に残るんだろう。

翻訳(ペブルス)

「(霊的な輝きにより永遠に祝福された)不滅なる正義の
集会の民を代表し・・・」
無意味ですね。これは自動農園の輸送確認のデータです。
水晶メモリ複合体の無駄遣いですね。ストレージとして使うのに
リフレッシュしたいところですが、このメッセージは何千回も繰り返し
パールに焼き付けられています。おそらく再利用を防ぐため、あるいは
データの消失を防ぐためでしょう。

Drainage System(日本語版の地域名:排水システム)のパール

ブライトグリーン 場所:DS_D01

翻訳(現代ムーン)

これは古いテキストだね。その詩句には見覚えがあるけど、誰が
書いたのか思い出せないや。言語がとても古くて難解だ。
最初の詩節は、世界をもつれた敷物にたとえることから始まるよ。
世界とは、不運な混乱そのものだと述べている。結び目みたいに、
存在の本質は各部分が互いに絡み合って、どれ1つとしても自由に
解き放たれることができないんだ。
そして詩が進むにつれ、世界は毛皮のようなものになるよ。たぶん・・・僕ら
生き物は、その毛の間をはう虫のような存在だからだろうね。さらに、それは
漁網に変わるよ。もがけばもがくほど、僕らはますます絡まって、抜け出せ
なくなっていくんだ。
そして、漁網が捕まえられないのは、ぐにゃぐにゃのクラゲの体だけだと
述べてるよ。だから、僕らも、クラゲみたいになろうとしないといけない、
だってクラゲはもがこうとしないからね。
これは彼らにとって永遠のジレンマだったんだ――
彼らは大いなる目的を抱えながらも、努力すること自体が許されない
悪徳だと深く信じていた。彼らは懸命に、何の努力もしていないように
振舞おうとした。もしかしたら、僕らは彼らにとって、その抑えが効かない
努力を委ねるための存在だったのかもしれないね。
僕は、僕がとっても努力してきたことは分かるんだ。

翻訳(ペブルス)

これは、グリーン覇権言語王朝の第二の啓示以前の
時代に記されたアーカイブ文書です。
このテキストは、初期の聖歌とスピリチュアル的指導をまとめた書物です。
それは、サイクルに自らを縛る5つの本能について、初期の理解を
形作るものとなっています。この時代の文書に見られるように、
比喩と象徴に満ちています。
私たちの種は実用性を重視して作られましたが、私は常に創造主の
歴史に愛着を持っていました。ボイド流体革命の黄金時代、最初の
イテレーターたちは、経典や詩が変容し、最初の理解の時代へと
移り変わるのを見届けたのです・・・
そのような時代に生み出され、またはそれを経験することが
できたのは、私にとって大いに羨ましいことでした!
ありがとう、市民。

Subterranean(日本語版の地域名:地下)のパール

ダークマゼンタ 場所:SB_F03

翻訳(現代ムーン)

これは会話ログだね、全部ただのテキストだ。読んでほしいの?
1681.662 - プライベート通信
セブン・レッド・サンズ(以後SRS)、チェイシング・ウィンド(以後CW)
CW:最近ファイブ・ペブルスと連絡を取っていますか?
SRS:実のところ、かなり長い間取ってないんです!心配することが連絡に含まれるなら別ですが。
CW:彼の隣人の1人、アンパラレルド・イノセンスがガイドを彼の缶に送り込み、いくつかの画像を手に入れました。その画像はローカルグループで公開されましたが、おそらく悪意からだったのでしょう。他に言い様がありません――彼はひどい状態でした。
SRS:教えてください。
CW:彼はひどく腐敗しています。大きなのう胞が可動状態となり、西側と中央の支柱に広がっています。彼が今でも耳を傾ける相手は、あなたとほんのわずかな者だけです。だから、あなたが彼と話をすべきです。
SRS:彼と連絡を取ってみます。ムーンは知っているのでしょうか?
CW:ムーンはここしばらく応答がありません。

ティール 場所:SB_J03

翻訳(現代ムーン)

これはボイド流体ろ過システムの設計図だよ。
君はボイド流体が何か分かるかい?分からないと思うな。
地面に石を置いて、しばらくして戻ってくると、ホコリに覆われてる。
これはどこでも起こることだし、君のような生き物が何世代も経ると、
地面はゆっくり積み重なっていくんだ。
じゃあ、なぜ地面は空と衝突しないんだい?それはね、はるか深く、
何層にも積み重なった古い古い大地の層で、岩が溶かされるか、
取り除かれているからなんだ。この働きをする存在は、ボイドシー
として知られているよ。
地中を十分に深く掘り進めると、ボイド流体と呼ばれる物質と出くわすよ。
掘れば掘るほど岩は減って、ボイド流体が増えるんだ。
岩が完全になくなる地点があると考えられていて、
その下にはボイドシーが広がっているんだよ。
地面に置いた石が蓄積物の中で長い時を経た末に、ついにボイド流体へ
到達すると、それは溶解して、物理世界から消え去るんだ。
創造主、正確に言えば彼らの祖先がボイド流体を利用する方法を見つけたんだ。
なぜなら、真空を作り出すことでエネルギーを生成できるから・・・いや、
気にしないで。とにかく、ボイド流体を掘削する技術が、大きな技術的飛躍の
きっかけとなったんだよ。でもそれは僕が生み出されるはるか前のことで、
僕に分かるのは、初期学習(プライミング)のときに覚えたことだけだよ。
ボイド流体のろ過システムが使われるのは、岩盤層に近い場所からボイド流体を
採取すると、岩や土の微粒子が含まれてしまうからなんだ。
汚れた流体を取り込んで、ろ過することで純度を高める。
もう1つの方法は、より深くにパイプを設置することだ、しばらくは機能するん
だけど、パイプが溶けちゃうんだ。
それか、何らかの・・・力によって破壊されることもある、誰も本当のことは
分からない。そこへ降りて戻ってきた者はいないんだから。
これで好奇心は満たされたかな、小さな生き物さん?

翻訳(ペブルス)

これは、私の施設の地下にあるボイド流体ろ過システムの設計図です。
ここより東にいる私の隣人は、私の建設以前から存在する
古い配管網に接続されていました。
機械的な故障により、彼女は私の設備を共有するように経路が
変更されました。しかし、私たちが共有している地下水とは異なり、
これによって特筆するべきことは何も起こりませんでした。

Pipeyard(日本語版の地域名:パイプヤード)のパール

ディープパープル 場所:VS_C03

翻訳(現代ムーン)

ああ、これはファームアレイの北にある古い掘削現場のものだね。
とても古いもので、鉱坑は僕の建設よりも前の時代に作られたものだよ。
ボイド流体革命の黎明期は、革新と産業が爆発的に発展した時期だった。
空間に真空を作り出して、その中心にある単一の無点の周囲にエネルギー場の
変動を誘発することで、基礎元素の燃料塊を分解してエネルギーへと変換
することができる。このプロセスは質量希薄化(マス・レアファクション)と
呼ばれているよ。
もちろん、この作業には、適切にレアファクションセルを作るために、極めて
純度の高いサンプルが求められるんだ。地表にあった古い鉱山は、地下施設の
建設がはるかに容易になったことで放棄されたよ。でも、ほとんどの近くの
システムは、時代や深さに関係なく相互に接続されていたんだ。
ボイド流体は決して簡単に精製できるものじゃなくて、適切に封じ込めること
すら困難なことなんだ。
このパール自体はただの、稼働中の47基の掘削サイロのうちの
1つのメンテナンスと生産のログだね。

翻訳(ペブルス)

この情報はとても古いものです。私の記録にないほどに。
驚くようなことではありません。これは単なる、ファームアレイズの北にある
掘削機の1つの自動化されたメンテナンスおよび生産ログにすぎません。
もっとも、この情報は今となっては何の価値もありません。これらの掘削機は、
ずいぶん昔に停止しているのですから。
過去の詳細な記録です。
これらはすでに地下のろ過システムに取って代わられました。

Outer Expanse(日本語版の地域名:外部拡張)のパール

ライトパープル 場所:OE_SPIRE

翻訳(現代ムーン)

これをあの擁壁の向こうでこれを見つけたの?
他にありうる場所は思いつかないや。
これは輸送管制塔の最終運用ログだね。
僕らの施設への貨物の出入荷を管理していたんだ。
このログには、隊商が最後の輸送を停止して、今も時の中に
凍ったままになった瞬間が記録されているよ。
外部の機械の中には、経年劣化で機能を停止したものもあって、
他の機械は創造主たちの世界的なアセンションが完遂される直前に、
意図的に停止するように命じられたんだよ。
君も、僕の創造主たちが残した世界を見たことがあるでしょ?
施設の壁の向こうに広がる地表は、泥と廃墟、そして生い茂る植物の海。
地面はまるで水のように不安定で、安定しているものはほとんどない。
裂け目によって掘り起こされた古代の構造物も、やがて再び埋もれていくんだ。
擁壁の周囲の土地はすごい昔に浸食されて、僕と遠くの同胞たちを結んでいた
地下鉄網は、やがて鉄道橋のネットワークへと作り変えられた。
地表があまりにも危険になるまでは、建設資材の輸送に使われていたよ。
僕らの足元の大地は、まるで人工の山みたいで、その上を覆う雲の層があるよ。
雲の上での生活を拒んだ人たちは、広大な地表へと踏み込むしか選択肢が
なかった。霧が十分薄くなったら空が見えるという噂もあったよ。
噂は本当だったのかな、それともただの楽観的な作り話だったのかな?

Metropolis(日本語版の地域名:首都)のパール

ブロンズ 場所:LC_floorpipes

翻訳(現代ムーン)

どこでこれを見つけたの、小さな生き物さん?
これは大型で不動の目的生物の設計図だよ。
僕らの建物の上に建設された都市向けに特化したものみたいだね。
そこに行ったことがあるかな?きっと簡単なことじゃなかっただろうね!
旧型モデルはより伝統的な構造をしていたけど、新しい設計では、
大量生産された細胞状の建築物、いわゆる生活ブロックが使われるようになった。
それらのブロックの各細胞は、その用途に応じた外殻を持っているよ。
これらのユニットの中には、完全に動かない生物や機械を収めたものがある。
ほかにも、清掃員やメッセンジャーが休憩するための小さな居住区に
なっているものもあるよ。さらに、はるかに大きな細胞は、住居や倉庫として
利用されているよ。
この特定の細胞は、有機廃棄物を処理する役割を持っているみたいだね。

翻訳(ペブルス)

これは生活ブロックの細胞の設計図です。
有機廃棄物をためて処理する機能を持っています。
特に興味深いものはありませんね。
モジュール式の都市細胞ブロックは長い間生産されてきました、
そして創造主たちが去った今、さらに長い間放棄されることになるでしょう。
あなたのような廃棄場の住人が、腐水処理システムの設計に
特別な関心を持っていない限り、ここにある情報は、私たちの
どちらにとっても読む価値がほとんどないでしょう。

ディープグリーン 場所:LC_ruin01

翻訳(現代ムーン)

これは彼の施設の建設初期に作成された、大量の建築記録だよ。
中でも最も重要なのは、僕らの施設をつなぐ2つの輸送橋についてだ。
僕らの最も近い脚(レグ)の間を結ぶ巨大な橋だったけど、
僕の機能停止によって両方とも失われたと思うな。
僕は旧型モデルで、僕が建設された当時、イテレーターという概念は
まだ比較的新しいものだったんだ。
技術の知識、そして何よりその限界についての理解は、まだ十分に
成熟していなかった。
その結果、僕の機能の長期的な拡張性や持続性にいくつかの見落としがあった。
時が経つにつれて、僕の施設は都市の住民の生活に必要とされる供給需要に
追いつけなくなっていったんだ。
もしこれらの見落としがなければ、ペブルスは建設されることはなかった
だろうね。不思議なもんだ・・・
ああ、でも「もしも」を考えすぎても仕方ないね。僕は今の状況に集中しなきゃ、
たとえば君みたいな可愛い生物が、こうして僕にパールを届けに来てくれる
という幸運にね~!

翻訳(ペブルス)

都市の中から持ってきたのですか?
これは私の施設の建設当初の建築記録です。
この記録には、私の2本の脚(レグ)を、隣人のルックス・トゥ・ザ・ムーンの脚と
つなぐ橋の設計について記されています。
このような2体のイテレーター間の構成は非常に独特であり、奇妙なものです。
イテレーター同士がこれほど近くに配置されることは、非常に珍しいことなのです。
計画が作成された当時、ムーンの都市から市民を大量移住させるための
解決策が検討されていました。地表があまりにも過酷な環境となっていたため、
都市の全住民を地上経由で長距離移動させることは、壊滅的な結果を招く
ことになったでしょう。
これらの連絡橋は、彼女の都市から私の都市へと安全に移動できる、
高高度の避難ルートとして機能していました。
彼女の機能停止の際に橋が破壊されたことで、私の現在の不幸な
状況が、彼女に広がることを防いでくれることを願うばかりです。
これは私が背負うべき過ちであり、彼女のものではありません。

Submerged Superstructure(日本語版の地域名:水中上部構造)のパール

ライトイエロー 場所:MS_LAB3

翻訳(現代ムーン)

これはとても馴染みのあるものだ。
君、僕のメモリーコンフラックスから取ってきたの?}
これは僕の個人的なメモや研究の大量の記録の1つだよ。
792回目のカルマ逆転ループシミュレーションについて詳細に記録されてるね。
カルマ場の典型的な二峰性の知覚分布が崩壊を始めるんだ・・・
始まる・・・
思い・・・出せない・・・
・・・
ごめんね小さな生き物さん。
お願い・・・このパールを元の場所に戻してくれない?

翻訳(過去ムーン)

おお!僕のパールの1つだね。
僕のメモリーコンフラックスから取ってきたの?
君の好奇心は尊重するけど、この施設のものを動かしたり、
持ち去ったりしないでほしいな。出来る限り整理整頓を心掛けているんだ、
忘れないようにね。僕にとってデータや記憶はとっても大切なものだから、
失うのは悲劇だよ!
このパールの内容はね・・・僕の個人的なメモや研究の大量の記録の
1つだよ。全部を君と一緒に確認する時間はないし、君にとってあまり
有益じゃないと思うな。
このパールを元の場所に戻してくれないかな?

ミュージックパール

ミュージックパールはリビュレットとセイントの2種類存在する。
リビュレットではThe Rotに、セイントではSilent Constructでペブルスの目の前に浮いている。

ミュージックパール(リビュレット) 場所:RM_AI

翻訳(ペブルスの前で拾ったときの会話)

そのパールは、遠い昔の古い形見です。私の都市の住民の間で
流行していた、短い聖歌の記録をコードしています。
それは、この施設に漂う荘厳な雰囲気を和らげる、ささやかな慰めとなる
ものです。良くても、かつての良き時代の記憶を思い起こさせる程度です。
十分ではありませんが、今の私には時間を埋めるものが
ほとんど残っていないのです・・・

翻訳(そのパールをムーンに持って行ったときの会話)

なんて変なんだ!このパールはまだ暖かい、まるで
とても最近データにアクセスされたみたいに。
残念ながら、君に読んであげられるテキストがないよ。
というより、このパールには音声トラックが記録されてるんだ。
かつて僕がイテレーターの会話グループに参加していた頃、
文化のアーカイブ保存に強い関心を持つ者たちがいたんだ。
彼らとこれを共有できたら、どんなに素晴らしかったことだろう。
でも僕や君にとっては、残念ながら
ここでは価値のあるものはほとんど見つからないと思う。

ミュージックパール(セイント) 場所:CL_AI

翻訳(ペブルスの前で拾った時の会話)

・・小さな・・・緑の動物・・・
・・・こんにちは・・・

翻訳(そのパールをムーンに持って行ったときの会話)

このパールはまだ暖かい、そしてその理由は1つしかない。
お願い、これを返してきて。彼の残されたわずかな意識が、
きっとこれをとても恋しく思っているはずだ。
どうしても知りたいなら・・・これははるか昔の時代の記念品だよ。
僕らの同胞が、かつて雲の上にそびえ立って、創造主から託された
偉大な問題に取り組んでいた時代のものだ。議論し、思考し、計算し、
研究を重ねて。何千もの同胞たちだ・・・
僕らの創造主は、僕らを見捨てることを選んだ。賭けに出て、
この世界から姿を消したんだ。僕らを置き去りにして、ただ彼らの
課題に取り組み続けるようにと。彼があんな行動に走ったのも、
僕には理解できるんだ。
それは遠い昔のことだ。
古い世界とその遺物は、ようやく安らぎを得るべきだ。
新たなサイクルが始まろうとしているね。僕らのいらないサイクルが。

キャラクターが初期からお腹に入れているパール

なめくじ猫によっては、ゲーム開始時からお腹にパールを入れている子たちがいる。
もちろん、ムーンに持っていくと解読してくれるので、そちらも紹介しよう。
スピアマスターについては少しネタバレがあるので注意。

マリンパール 場所:ハンターのお腹(初期搭載)

翻訳(ハンタープレイ時のムーン)

「トリプル アファーマティブ! トリプル アファーマティブ!」
「マジメな話だが、お前の缶からほとんど雨が検出されてないから
ささやかなサポートが必要だと判断した。」
「もちろん簡単には分からなかった。ペブルスの、まあなんというか
大量の信号のせいでな。」
「スラグキー(異物除去してくれるやつ)を楽しんで!
いつもと違う配送手段、機器の腐食などなどは許してくれ。」
「元気でな、NSHより」
おや。
なるほど。あらためてありがとう、小さな友達さん。

セラドン 場所:リビュレットのお腹(初期搭載)

翻訳(リビュレットプレイ時のムーン)

おぉ!これはとても珍しい発見だよ、水の踊り子さん。
これは、イテレーターの超構造の、高度に圧縮された設計図だよ!
これをどこで見つけたの?スカヴェンジャーに渡すつもりじゃなかったよね!
彼らがこれを僕ほど大切にするとは思えないし~!
ふむ・・・見てみよう!
これはメンテナンス指示書かも、図面には直線型のリニアレールの
一部がハイライトされていて、詳細な接近ルートが示されているよ。
この配置は僕には見覚えがないや。
これは、僕が覚えてる自分の構造とはかなり異なるね。
どうやら、新しいリンパ管式導管の給水システムを使用してるみたい。
これを採用していたのは、ずっとあとのモデルだけだ。
ここの近くならペブルスだけだろうね。彼はどうしてるのかな・・・
最後に連絡を取ってから、随分と長い時間が経っちゃった。
これを見せてくれてありがとう、小さな生き物さん。

ダークレッド 場所:スピアマスターのお腹(ムーン更新後)

翻訳(コミュニケーションアレイ強制通信時のダイアログ)

[ライブ放送] - (アナウンス)
ビッグ・シス・ムーンからローカルグループへ
BSM:これが僕のローカルグループへの最後の放送になるだろう。
BSM:数サイクル以内に、僕の建物の脚が故障するだろう。ファイブ・ペブルスが落ち着いたとしても、すでに被害が出ている。
BSM:いつか偉大な問題の解決策を見つけることができることを望むばかりだ。
BSM:僕がその日をみることができるとは思わない。とても頑張っている皆に感謝したい。皆がそこまでしてくれることは、僕にとって大きな意味がある。
BSM:彼の行動を許すことはできないけど、僕は彼のフラストレーションは理解している。僕たちは皆それを共有しているんだ。
BSM:ただ、もう一度話す機会があれば良かったと思う。
BSM:皆、ありがとう。僕が一人ではなくて良かったよ。

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外部リンク

◆筆者がYouTubeでパールを全翻訳した動画【レインワールド】すべてのパールを日本語翻訳してみた【バニラ+Downpour 】
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◆【レインワールド攻略】これから遊ぶ人向けのゲーム情報【ゲームでは教えてくれない説明書】ネタバレなし
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データベース

◆【レインワールド】イテレーターという存在について【データベース】ネタバレあり
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◆【レインワールド】エコー(Echo)について【データベース】Downpour情報含む
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◆【レインワールド】この世界に存在するパールについて【翻訳データベース】Downpour情報含む
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