盲目表現が素晴らしい「ダークネス」
2023年6月1日、Steamワークショップにて、盲目なめくじ猫「ザ・ダークネス」が投稿され遊べるようになった。
キャラクター選択画面の説明テキストを引用すると
A slugcat that grows up in the dark because of an accident, whose eyesight is gradually replaced by hearing.
It has a high adaptablity to the dark, and embarks on the journey to find the same kind who were separately under the ground when it was a child.
事故により暗闇で育ち、視力が徐々に聴力に置き換わっていったなめくじ猫。暗闇への適応力が高く、幼い頃に地下で別々で暮らしていた同胞を探す旅に出た。
説明から察するに、野生のなめくじ猫のようだ。
彼には「同胞と再び出会う」という目的があることが分かるが、なんとこのMOD、専用のアセンションエンディングが用意されている。そちらも最後に紹介していこうと思うが、まずは特徴などから見ていこう。
このキャラは盲目の表現が素晴らしい。
ゲームスタート
地下で育ったという説明通り、サブタレーニアンにいるとは思っていたが、フィルタネーションシステムから始まるとは思わなかった。画面のシェルターから始まる。もうすでに画像を見ると普通のなめくじ猫とはみえている世界が違うと分かるが、そちらは次の特徴で触れていこう。
特徴
①盲目
盲目だ。世界は黒く見えづらい上に、遠くはさらに見えづらいようになっている。こちらは聴覚で地形を把握するダークネスを表現しているのだろうが、発想がすごい。
おそらくシェーディッドシタデルのような場所で、モンクを照らしてくれるガイドのシステムを流用したのだと思われるが、それにしても聴覚範囲などがとてもリアルだ。
さらに、耳を澄ます、という追加されたアクションも存在する。
こちらが耳を澄ます前の状態。暗くて分かりづらくて申し訳ない。
こんなに広がる。
耳を澄ますアクションは一定時間経つと元の範囲に戻るが、ボタン1つでONにできる上にフード消費などもないためどんどん使っていこう。
ちなみに耳を澄ますアクションは、自力では解除できない。
②初期カルマ上限が高い
初期カルマ段階は3、そして上限は8となっている。なぜそうなのか、それはあとで分かることになるだろう。
③隠された能力
ダークネスにはもう1つ、強力な能力が隠されている。こちらの開放には条件がある。
その条件とは、
サブタレーニアンのエコーと出会うこと
ちなみに、エコーは出会った1回目だけカルマ上限が2増える。つまりカルマ上限もすぐに10にすることができるのだ。
サブタレーニアンのエコーに出会って、シェルターから再び目を覚ますと能力は発現する。
ちなみにサブタレーニアン以外のエコーに出会っても発現しないことが確認できた。このエコーがトリガーだ。
目を覚ますと…
スピアマスターに近い
画像には映っていないが、●みたいなのが5つ表示され、つかみ長押しで釘のような槍を生成できる。その●も、時間ですぐ回復していくのでほぼ無限と考えてもいいだろう。
この釘で生物を倒すとフードメーターが1回復する。スピアマスターとの違いは、刺すたびに、ではないことだ。
しかしその理由は簡単に分かる。
この釘を2発耐えられる敵などいないからなのだ。
暗くて分かりづらく申し訳ないが、あの爆発槍を1発耐える「ミロヴァルチャー」ですら、この釘をくらえばワンパンだった。おそらく2発以上耐えられるのは守護者ぐらいだろう。リヴァイアサンは技術的に当てられなかったので検証できず。
どこから釘が生まれているのかも不明だが、カルマが関連していると思われるため、なんでもありなのだろう。
次は専用エンディングについて見ていこう。
専用エンディング
ダークネスには専用のアセンションエンディングが用意されている。地上のどのエリアも暗く怖い世界となっていたが、ボイドシーも見た目が普通とは違っていた。その中でも、聴覚を研ぎ澄ましてまわりの状況を把握しようとしている。
耳を澄ますとボイドシーの中で知覚範囲が広がった。しかしこのエフェクト、高速で点滅を繰り返すため目が痛くなる。
動画では即座にスキップすることにした。
では、ここからはアセンションエンディングを見ていこう。最後以外は既存のものと同じだ。
エンディング
ここは同じ
ここも同じ
アセンション直前の、パラレルワールドの大量の自分がいるシーンだ。MODだがとても丁寧に描かれている。
同胞と出会えた。
相手も同じことを思って待っていてくれたのだろうか。
まとめ
こだわりを感じるMODのキャンペーンキャラクターだった。
ガイドの地形表示を応用し、聴覚から把握できる地形をうまく表現したMODだった。
しかしそれだけでは飽き足らず、セイントのような特定条件での能力発現もアツい。
釘の強さはやりすぎだ、と一瞬思ったが、それを言ってしまうとセイントさんがもっとやばいので何も言えなくなった。
ちなみにSteamワークショップのキャラクター説明欄に、頑張れば守護者も倒せると書いていたので、頑張れば可能なのだろう。ミロヴァルチャーすらワンパンなので、10分ぐらい粘ったら倒せるのかもしれない。
おそらくこのキャラ、ワープなどを使わない場合のルートは
サブタレ→ショアライン→シタデル→インダストリアル→アウトスカーツ→ファームアレイズ→サブタレーニアン(エコー)→ボイドシー
なので、能力発現が最後と考えると、普通に遊べばこのキャラクターはかなりの高難易度と言えるだろう。サブタレからショアラインってだけでも地獄のルートなのである。さらに盲目状態で最後直前まで釘なしは…
気になった方は遊んでみてはいかがだろうか。
これからもまた、気になるレインワールドMODを毎週紹介していくので、是非ご覧いただきたい。
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記事の元となった動画
◆【Rain World MOD】盲目の最強なめくじ猫を知っていますか?【The Darkness(ザ・ダークネス)】
https://youtu.be/KH2GVO_5qC4
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【エニグマ】【ノワールキャトー】【パラサイト】【ムーンライト】【シミラー】【ダークネス】【キャパシター】
プレイ日記リンク
◆発明家編プレイ日記1日目
https://hirotechblog.com/rainworld-diary/day1/
◆食いしん坊編1日目
https://hirotechblog.com/rainworld-diary/the_gourmand_day1/
◆ストリーム編1日目
https://hirotechblog.com/rainworld-diary/the_rivulet_day1/
◆槍マスター編1日目
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◆聖人編1日目
https://hirotechblog.com/rainworld-diary/the_saint_day1/
関連リンク
【Rain World公式サイト】
https://rainworldgame.com/
【Rain World Steamページ】
https://store.steampowered.com/app/312520/Rain_World/
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