Ghost Song (ゴーストソング)とは?
開発 / 販売元 | Old Moon (Matt White) / Humble Games |
対応機種 | Steam / PS5 / PS4 / Switch / Xbox Series X/S /Xbox one |
価格 | Steam:¥1,980 PS4 :¥1,980 Switch:¥1,980 Xbox Series X/S / Xbox one:¥2,000 |
ジャンル | 2D / 雰囲気 / メトロイドヴァニア / SF |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2020年11月4日(Steam) |
ストーリー
荒涼とした衛星『ロリアン』で長きに渡って休止状態にあったデッドスーツが目覚める。記憶のない彼女はこの衛星を彷徨い、偶然にも人々と出会う。美しくも危険に満ちたこの星の地下深くへ、彼らのために彼女は動き出す。
ゲーム開発の歴史
アメリカ在住のMatt White氏は個人スタジオOld Moonにて2013年より開発を手掛ける。Kickstarterクラファンにより資金調達しflashから開発が始まるも、のちに技術的問題に直面しゲームエンジンUnityでの開発がなされ、ついに2022年11月3日リリースを果たした。
ゲーム内容(基本操作、遊び方)
いわゆるメトロイドヴァニアにおけるメトロイドの色が強いゲーム。ただしブラスターだけでなく様々な戦い方ができることがこのゲームの1番の魅力だ。
もっとも基本となるブラスター攻撃。遠距離攻撃となり有利に戦えるが、連射するごとに弾は小さくなり威力が下がってしまう。
メトロイドと大きく線を引くのがこの近接攻撃の存在。ブラスター攻撃は打つほどに弾が小さくなるが、ブラスターが弱くなるほど銃身がオーバーヒートし、近接攻撃が強くなる。開発のインタビューいはく、プレイヤーを敵に近づけたかったのが誕生の由来のようだ。
ブラスターのオーバーヒートによって、銃身だけでなく装備した近接武器もオーバーヒート化する。もちろんこの時の攻撃力はとても高い。
敵を倒すことで、このナノジェルを獲得できる。レベルアップに使ったり、買い物、修理に使うことができる。
手に入れたナノジェルを使用してステータスを割り振ることができる。割り振るごとに必要ナノジェル量は増加する。この点だけが唯一のソウルライク要素となっている。
敵に倒されるたびにデッドスーツは故障(最大体力の減少)していく。とある場所でナノジェルを払えば修理できる。この点、死ねば死ぬほど難易度があがっていくため、海外では批判的な意見も多いようだ。
移動キーの↓を長押しでデッドスーツのシャットダウンができる。この時だけ、下記のモジュール変更が可能だ。
モジュールとはデッドスーツの拡張機能で、2種類存在する。
◆ブラスターモジュール:通常攻撃のブラスター以外にもう1つだけ別の種類のブラスターを使うことができる。
◆スーツモジュール:攻撃以外の拡張機能。
レベルに応じて使用パワーが得られ、その使用パワーの範囲内で各モジュールのコストを分配しカスタマイズできる。
探索しつつボスを倒すことでアクションが増えていく。探索できる範囲も徐々に広がっていくため、メトロイドヴァニアらしい楽しみ方が可能だ。
魅力的な世界観
デッドスーツは綺麗なこの星を探検する。彼女は様々な綺麗な場所、汚染された場所を見ることになる。
綺麗な場所は他にもたくさんあるので是非探検してみてほしい。
人間たちの魅力
このゲームの魅力の1つは登場人物の会話内容が個性的であることである。詩的なセリフが数多く見られ、少しストーリーが進展するたびに会話内容が変化する。人々はデッドスーツに様々なことを教えてくれる。
危険な人もいるようだ。
名言も飛び出した。
意外な隠し要素
筆者がゲーム実況をしていてコメントで教えてもらったことなのだがゲーム内ではまったく触れられていない。
そう、このゲームの敵には弱点が存在する。これは胴体を狙った場合、32というダメージが表示されている。
まったく同じ敵だが、この敵は頭が弱点であり、弱点を攻撃した場合95ダメージが出ている。もしこれからプレイされるのであれば、この隠れ要素も是非活用してほしい。もちろんボスにも存在する。ちなみに敵が光っているのは弱点を攻撃したからではなく、たまたま光った瞬間の画像を撮ってしまったからだけである。
まとめ
結論、感想から述べると、筆者はこのゲームに大満足だった。もともとメトロイドシリーズの大ファンであったが、メトロイドとは一線を画した近接要素、モジュール、レベルアップ。それらはメトロイドにはないものだった。
ちなみに開発者インタビューではゲームへの愛を細かく答えている。特に取り上げたいのは、声について。
フルボイスにしたかったがコスト面で難しかったために、会話の最初と会話の終わりにボイスを入れることによって、声で始まり声で終わることを実現したのだとも答えていた。最初だけ声が入るゲームは多いが、最後にも入るとたしかにずっと話していたかのような感覚を得られる。今までにあまりなかった発想だ。
このゲームには星を探検する楽しさ、そして人間かアンドロイドかも分からないデッドスーツが旅をするというSF感があって最高だった。もしこれから遊ぼうかと考えている方には、メトロイドヴァニアが好きなら後悔のないほど景色も音楽もストーリーも良かったのでオススメしたい。順調にいってクリア時間は10時間ほどだった。
ちなみにエンディングは分岐、というより隠しエンディングも存在する。到達方法については筆者の実況動画で解説しているので良ければ参考にしてほしい。そちらは下記リンクに貼っておく。
© 2022 Old Moon, Humble Games
関連リンク
◆Ghost Songホームページ
https://www.ghostsonggame.com/
◆Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/347800/Ghost_Song/
◆開発者インタビュー記事(PCINVASIONさんより)
https://www.pcinvasion.com/interview-weapon-planning-and-navigation-in-ghost-song-with-its-developer-matt-white/
◆Ghost Song隠しエンディング(筆者が解説実況したもの)
https://youtu.be/9nLklr-MZaY
◆筆者のYoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCjAPRCpWSEqf80L5Ii3p2_Q