『Islands of Insights』の基本情報
開発 / 販売元 | Lunarch Studios / Behaviour Interactive Inc. |
対応機種 | Steam(PC) |
価格 | Steam:¥3,400 |
ジャンル | パズルゲーム |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2024年2月14日(Steam) |
ゲーム概要(Steamストアページより引用)
『Islands of Insight』はシェアードワールドを舞台とした壮大なパズルゲームで、プレイヤーは「シーカー」として安らぎに満ちた探索と発見の旅に出かけます。島々が浮かぶ荘厳な世界を自分のペースで探索し、10,000を超えるパズルを探し出して挑戦しながら何時間もゲームプレイを楽しみましょう
どんなゲーム?
『Islands of Insights』はオープンワールドの3Dパズルゲーム
ゲーム内のパズルの数は狂気の10,000超え。
尋常ではないパズルがあなたを待ち受けている。
マルチプレイヤーのゲームとなおってり、
ほかのプレイヤーをパーティーに誘うことができる。
(もちろんソロでも遊べるが、オフラインモードは存在しないため、強制的にほかのプレイヤーが映る)
メンバーがクリアしたパズルは自分も解いたことになるのは、本作の特徴にもなるだろう。
本記事では、類似したゲームである『The Witness』との違いを交えてレビューしていこう。
まずは本作単体の魅力から。
本作の魅力
パズルは全部で27種類!~パズルの人海戦術~
本作はパズルの種類が27種類も存在する。
上の画像のように、キューブに触れるとパズルが始まるものもあり、
パズルには〇1~〇5の難易度表示がされており、
〇1が優しく、〇5が絶望的な難しさをしている。
〇1から〇2は優しく、〇3はちょっと考える必要があり
〇4は長考が必要、〇5はパズル得意じゃないと無理な次元という印象だ。
しかも1種類のパズルでも解き方の条件が多数存在しており、パズルに飽きるということはまずない。
どちらかというと、高難易度のパズルの壁に絶望して挫折する方が圧倒的に多いことだろう。
例えば、上の画像の場合は埋まった白黒マスのパターンから推測し、
空いたマス白黒の石を埋めて完成させるものだ。
お分かりだろうか。
いやまったく分からないです。
パズルの種類は多種多様。
このパズルは中でもかなりシビアな類のパズルで、
ほぼ無限通りにある模様のパターンから
ほぼ同じ模様を引き当てなければクリアとならない。
でも楽しい、ずっといじっちゃう。
こちらは、拾ったレンズと同じ景色の場所に行くというパズル。
筆者が1番好きなパズルだ。
今にも冒険が始まりそうなRPG感
音楽も雰囲気も、とにかく今からRPG始まるぜ!
という気分にさせてくる。
おまけに知らない方から急にパーティーのお誘いが飛んできたりして。
でもすることはパズルを解くということだけ。
そう、ここでは知能のみが武器となるのだ。
パズルゲーなのにキャラメイクがある
キャラメイクまで出来ちまうぜっ!
種類はあまりないが個性を持つことができる。
なんとこのキャラは翼が生えて飛ぶし、飛ぶこと前提のパズルだって存在する。
さあ、今すぐ冒険に出かけよう。
『The Witness』との大きな違い
『The Witness』と『Islands of Insights』の決定的な違いはアクション性と物語性だ。
前者が、ほぼアクションを必要としない純粋なパズルゲームであるのに対して
後者はある程度アクションの腕を要求され、ストーリーも存在する。
例えば、「制限時間以内にマップに散らばった玉をすべて集める」というパズルでは
3Dの移動操作に加え3段ジャンプや飛行を駆使してクリアしなければならないので
アクションが苦手な方は詰むかもしれないという印象だった。
また、『The Witness』は「考え方」そのものを学ぶようなゲームであり、ストーリーはほとんどない一方、
『Islands of Insights』ではゲーム冒頭から光の玉が話しかけてきてストーリーを進めることになるのも大きな違いだと言えよう。
逆に共通点を述べるならば
どちらもパズル難易度は優しいものから始まり、自然に難しくなっていくシステムなので理不尽さを感じることはなく、よく出来ているなと感じた。
パズルゲーム好きだけど買うべき?
パズルが好きな方には絶対刺さることだろう。
コンテンツ不足と感じることはまずないし、難易度が次第に上がっていくのでガイド的な面でも丁寧なゲームだ。
また、ストーリーを進める上ですべてのパズルを解いて進む必要はなく、ある程度の数を解いていけばストーリーが進むため過度に絶望することもない。
ちなみに『The Witness』が好きだけど『Islands of Insights』を買うか悩んでいる、という方は少し注意が必要だ。
それは雰囲気と強制マルチプレイという面だ。
『The Witness』とは違ってRPG感ゴリゴリの雰囲気であるし、何よりオフラインモードが存在しない(2024年3月16日時点)ため、一人で黙々と遊びたいという方には合わない可能性があるためご注意いただきたい。
感想レビュー
剣と魔法を使って仲間と戦いたくなるゲームだった。
本作はパズル好きにはたまらない、ほぼ無限とも思えるボリュームが魅力のゲームだった。実際に遊んでいると、パズルに飽きる前に次の難易度で詰まり、ただただ自分の謎解き力の足らなさに絶望するばかりだった。しかし難しいパズルは解かずともストーリーが進むため理不尽さもなく遊ぶことができるシステムは丁寧で、しっかりプレイヤーに楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってきた。また、最初に「パズルゲーがオープンワールドの意味あるのか?」と配信でコメントをいただいて筆者も疑問に思ったが、実際に遊んでみると、このパズルの多さはオープンワールドにする他ないと納得できてしまった。というのも、もしパズルのみを延々と解くシステムなら逃げ場がなく単調化して飽きてしまうだろうが、オープンワールドなら自分の解けるパズルを次々選んで進むことができるので自由度があるのだなと感心したのだ。一方筆者はまだクリアまで至っていないが、今でも時間があるときに少しずつ進めて遊んでいる。いつか10,000パズル解いたときには、Xで自慢しよう。いやでもやっぱり戦いたくなるよ音楽まで壮大なんだもん。
関連リンク
◆『Islands of Insight』のSteamストアページ
◆筆者がYouTubeで実況した『Islands of Insight』の配信アーカイブ
◆筆者のYouTubeチャンネル(ゲームの実況や紹介、たまに攻略やってます)