Creaks(クリークス)とは?(概要)
開発 / 販売元 | Amanita Design / Amanita Design |
対応機種 | Steam / PS4 / Switch / IOS |
価格 | Steam:¥2,200 / PS4 :¥2,200 /Switch:¥2,200 |
ジャンル | 2D、パズルアドベンチャー、雰囲気 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2020年7月23日(Steam) |
概要
地面が揺れ、部屋の電球が破裂し、部屋に突如として穴が空いた。穴に呼ばれている気がして、名も無きヒーローはその穴をくぐった。地下の異世界で待ち受けていたものとは—。
Amanita Designの作るゲームらしく言語が存在しない2Dパズルアドベンチャー。音楽はHidden Orchestraより作曲編集された質の高いものになっている。Amanita Designのゲーム雰囲気は崩さず、目で見て音を聴き謎を解いて楽しんで進むことができる。コントローラー推奨。ポイントクリックではないので注意が必要だ。
知っておきたい、ゲームができるまでのお話(インタビューより)
クリークスは、とある卒業論文から出来たものだった。
本ゲームのリードデザイナー兼アーティスト、Radim Jurda氏が大学在学中にクリークスのコンセプトを卒業論文として作成した。親友のJan Chlup氏と共にゲームの仕組み、コンセプトアート、ストーリーのデザインを始めプレイ可能なプロトタイプを作成した。その間、Amanita Designの創設者であるJakub Dvorsky氏と飲みの場で本ゲームをアプローチすると気に入ってもらえ、2人のゲームはAmanita Designでの製作が決定した。チームを構成し、そして長い製作過程、8年もの歳月をかけて遂にゲームが完成した。
ゲーム内容(基本操作、遊び方)
穴をくぐった先に待ち受けていたものは—
地下の異世界だった。
この城の中は非常に広い構造になっており、先へ進むには都度、謎を解いていかなければならない。
目的は先へ進むこと。
特定の動きをする敵を避けたり、利用して進むのだ。
例えばこの犬のようなロボットの特徴は
◆ヒーローが近づくと追いかけてくる。
◆光の壁は越えられない。
◆上からの照明にあたると無害な足場になる。
等々、その全ての特徴を理解しなければ先に進むことは不可能なのだ。
敵にやられるシーンは豊富に用意されている。普通に横で触れた場合、ハシゴを降りようとして間に合わず触れてしまった場合、他にも細かく用意されている。これなら多少やられても楽しめてしまう。
ちなみに、この犬ロボットには鳴き声があり、その鳴き声はチェロの音である。
敵の種類は1種類ではない。このクラゲのような生物も特徴を持ち、ヒーローの行く手を阻んでくる。一風変わったパズルアドベンチャーなのだ。
非常に広く長いが、城の最下層を目指して進もう。それまでにこの物語の目的や、何かが分かるはずだ。
本編以外の遊び心
この城の中には変わった壁画が点々と存在している。ほぼすべての物はオルゴールのように音が出る。
ボタンを押してジャンプし障害物を避ける壁画。壁画で遊んだことはあるだろうか、筆者は初めて遊んだ。
ミニゲームは様々。なぜかは分からないが牛を操って輪に通すミニゲーム。目的は不明だ。
こちらはオルゴールのみの壁画。どうやら水が大好きのようで、数パターン出てくるのでお見逃しなく。
やっぱり水が好きなようだ。
謎解きは難易度高め
ヒーローにできることは、移動、スイッチを押す、小幅横ジャンプくらいだ。
敵や照明をうまく利用して先に進むのだが、かなり難易度が高い。
例えば上の画像の赤丸が次の目的地なのだが、そこは犬が塞いでいる。クラゲの特徴、照明、上下する壁を利用して次へ進もう。筆者は1ステージで20分かかったこともあった。しかし全てにちゃんとした解き方が存在しており理不尽さはない。謎が解けたときはとても嬉しい。
地下世界の魅力
地下深くへ進んでいくと、景色の良い場所が時々見られる。独自の世界観に魅了されてしまいそうだ。
この背景の化石は、なんと動く。景色だけでなく城の中もくまなくチェックしたい。
幻想的な場所も。
登場人物の魅力
ヒーローは鳥の生物に出会う。遠くから彼らを見てばかりだが、彼らは敵なのか味方なのか。
どうやら争っているようだ。
まとめ(レビュー)
Amanita Designの2Dパズルアドベンチャーゲーム。謎を解いて、存在が謎のこの地下異世界を探検していくことになるが、筆者が1番ハマったのはこの独自の世界観だった。芸術的でちょっとホラーな世界を目で見て、SFチックなかっこいい音楽を聴き、変な壁画で遊びながらストーリーを楽しんだ。言語がないため、その世界に適応するしかないのだが、主人公のヒーローにとっては恐ろしいことばかりが続く。一体これから何が起こるのか、ここまで先の気になるパズルアドベンチャーゲームはあまりなかった。Amanita Designの他のゲームをやってみて、このゲームにもし興味を持たれたなら是非やっていただきたい。クリア時間は7時間弱。また、音楽が非常に質が高く、最近は筆者がブログを書くときにはいつも本ゲームのサントラを聴いている。Steamではサントラもセットで売っていて、セールのときはサントラだけでも210円で買えたりする。是非オススメしたい。今までのチームとは別のチームにより作られたAmanitaゲーであったが、やはりゲームの世界観という方向性はまったくブレていなかった。さすがだと思った。何よりAmanita Designのゲームで筆者が1番気に入った作品だった。もしもこの記事で遊んでほしいと思ってらえたら何よりだ。多少ゲームが気になった方がいれば筆者の実況動画のリンクを下記に貼っておくので参考にしてほしい。
Creaks © 2020 Amanita Design
関連リンク
◆Creaksホームページ
https://amanita-design.net/games/creaks.html
◆Creaksリードデザイナ兼アーティストRadim Jurda氏へのインタビュー(gaming boltさんより)
https://gamingbolt.com/creaks-interview-inspiration-development-challenges-future-updates-and-more
◆Creaksリードデザイナ兼アーティストRadim Jurda氏へのインタビュー(Push Squaretさんより)
https://www.pushsquare.com/news/2020/07/interview_amanita_design_on_its_eight_year_journey_making_creaks
◆Creaksリードデザイナ兼アーティストRadim Jurda氏へのインタビュー(POCKET GAMERS.bizさんより)
https://www.pocketgamer.biz/interview/74149/indie-spotlight-amanita-design-radim-jurda-creaks/
◆筆者の実況したCreaks動画の再生リスト
https://youtube.com/playlist?list=PLehMBh7sR09d7LSUzbDM_7XUJJqf9_KKl
◆筆者のYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCjAPRCpWSEqf80L5Ii3p2_Q