本記事では、エンディング到達済みの筆者が
◇前半では未プレイの方向けに、ネタバレなしでゲームの概要や魅力をご紹介し
◇後半はネタバレありで、感想レビューやスクショ祭りを開催しています。
『Chasing the Unseen』の基本情報
開発 / 販売元 | Strange Shift Studio |
対応機種 | Steam |
価格 | Steam:¥2,300 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2024年3月7日 |
ゲーム概要
Chasing the Unseen は、抽象的な世界を探索すること、巨大な生物に飛び登ることに焦点を当てたシングルプレイヤー ・アドベンチャー ゲームです。
(Steamストアページより引用)
どんなゲーム?
『Chasing the Unseen』は3Dのアクションアドベンチャー
プレイヤーは少年を操作し、巨大な生物が浮いている広大な空間を進んで、
ときには巨大生物を利用しながらゴールを目指すエリア踏破型のシステムとなっている。
全てのエリアを制覇したら、いったい何が起こるのだろうか?
本作の魅力
巨大生物のいる異世界を走り回れる
最初に出会うのはこの巨大なタコ。
掴まって乗ることもでき、自分だけでは行けない場所にも連れて行ってくれるぞ。
また、本作の各エリアはなかなか広い。
このフラクタルな世界を思うがままに走り回って、ストレスを発散しよう。
現実を超越したシュールな世界(原文ママ)
誰もいない広大な空間で少年はなぜ先を目指すのか。
雰囲気が最高なので没入感がたまらない。
骨折しない少年
かなりの高さから落ちると、途中で直前の場所にワープしてしまう。
一方、ある程度の高さまでなら着地可能だ。
少年はダイナミックに転がり落ちて、少しの間足を引きずるが
5歩ぐらいで完治するのであまり気にしなくても大丈夫だ。
ロマンゲーと聞いて興味出たけど買うべき?
このゲームの雰囲気を見て、直感的に気に入ったのならば買ってもいいかもしれないが、オススメできるかというといくつかネックがあるのが現状である。
理由1つ目は、ボリュームと値段が少し合わないところだ。
5時間弱でクリア可能なのだが、ゲームの値段は2300円もする。2000円を超えるゲームともなるともう少しボリュームがほしいというのが本音だ。
理由2つ目は、ストーリーについて。
アドベンチャーなのでストーリーが存在するのだが、ほとんどが"お告げ"のような文字だけの何かにスピリチュアル的な文言を言われる。正直よく意味が分からないので、せっかくのロマンゲーが少し台無しになったようにも感じた。気にしない人は気にしないと思うぐらいの量なのでそこは人によるかも。
以上の理由から、今後のSteamセールで割安になった際に、ストーリーのお告げを無視して遊べる、この世界に浸りたいという方にはオススメできるかもしれない。現状は様子見が安定だろう。
ちょっと考察(ネタバレあり)
このフラクタルな世界で、主人公は目隠しをしている。
さらに、登場する巨大生物はすべて目が潰されている。
エンディングでは下の画像のように目隠しを外し、何か目的を成し遂げたような描写が存在する。
主人公の外見だったり、蓮の花が出てきたりと、本作のストーリーはおそらく宗教的な修行だと考察する。
また、目で見ることが悪とされているのかもしれないが、こんな奈落ばかりの世界で目隠しをして走り回るのは修行のレベルを超えている気がする。
感想レビュー(ネタバレあり)
巨大生物がいる、人間が自分以外に誰もいない広大な世界をひたすら走り続けて進むというゲーム性はとても魅力的だ。一方ゲームの構成については、最初の2つのエリアはとても広いのだが、残りのエリアになればなるほどボリュームがすぼんでいってしまう。結果的に5時間ほどのボリュームになってしまったことは正直物足りなさがあったし、体験版のために最初だけ広くしたのだろうか?と邪推までしてしまった。もっと値段相応のボリュームをもって、スピリチュアルなお告げをなくせばロマンゲーとして化けていたかもしれないのが惜しすぎるところ。巨大生物に乗れることは楽しかったし、トレイラームービーには偽りなしだったので、セールで1000円くらいになったらオススメできるかもしれないと思った。アクション面はとにかく楽しく、そこには間違いなくロマンがあったのだ。
スクショ祭り
雰囲気最高のゲームをプレイしたあとは、当ブログではスクショ祭りが開催される。
YouTubeでの配信ではゲームプレイをすべてお見せできなかったので、綺麗だと思った場所をスクショしたのでぜひ見てみてほしい。
ヘビにも目がない。
肋骨みたいなステージ。
目隠ししてたいまつは怖すぎる。
まぶしい。
秘密基地みたいな花園。
近づくと変形する岩の足場に乗った。
ロマンしかない道。
最期の巨大生物はクラゲちゃんだった。
修行おつかれさま。
関連リンク
◆『Chasing the Unseen』のSteamストアページ
◆筆者がYouTubeで実況した『Chasing the Unseen』の配信アーカイブ
◆筆者のYouTubeチャンネル(ゲームの実況や紹介、たまに攻略やってます)
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