本記事では、全異変攻略+クリアプレイ済の筆者が
◇前半ではゲームの概要から魅力・このゲーム買うべき?をご紹介
◇後半ではネタバレありの考察・全異変・全エンディング紹介・感想レビューなどのパートを設けています
既プレイの方も未プレイの方も是非ご覧ください。
異変の攻略は目次から飛んでもらうと見やすいと思います。
※本記事は恐怖描写や恐怖画像などの表現を含むため、苦手な方はご注意ください。
『8番のりば』の基本情報
開発 / 販売元 | KOTAKE CREATE |
対応機種 | Steam |
価格 | ¥470 |
ジャンル | ホラー |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2024年5月31日 |
コピーライト表記 | © 2024 KOTAKE CREATE |
ゲーム概要
あなたは永遠に走り続ける電車に閉じ込められている。 周囲の異変に注意しながら、脱出する方法を見つけよう。
どんなゲーム?ルール変わった?
本作は有名な間違い探しホラーゲーム『8番出口』の続編となる作品でジャンルは
3Dのウォーキングシミュレーターゲームだ。
しかし本作は前作と少しルールが変更されており、最初は困惑するかもしれない。
そこで簡単に説明すると
本作のルールは「異変を攻略すること」だ
異変が起きても起きなくても基本的には直進しかできず
異変ごとに攻略法が存在する。
ただ進むだけで攻略できるものから、特定の条件をクリアするものまでさまざまで
8連続攻略できればクリアとなる。
本記事ではすべての異変の攻略法も載せているので、必要な方は下記の
全異変の紹介と攻略方法を活用してほしい。
それでは本作の魅力に迫っていこう。
本作の魅力
前作とのつながり
『8番のりば』は前作の『8番出口』とストーリーがつながっている。
クリアすることでその謎が明らかになるので、是非トゥルーエンドを目指してほしい。
さらにアップグレードしたホラー感
本作は前作に比べてかなりホラー色が強くなっている。
異変を攻略、すなわち異変に立ち向かわなければならないため、その恐怖感は一段とレベルアップしたものとなっている。
おじさん
アイドルだ。
8番出口よろしく、おじさんはさまざまな方法でプレイヤーを楽しませてくれる。
よく見るとズボンが前と違うのも要チェックだ。
8番出口好きだけど買うべき?
買うべき。
470円でここまで楽しくてしっかりしたゲームはなかなかないだろう。普通に遊べば3エンド見るまで1時間半もあれば到達できるだろうし、異変の分かりやすさ、攻略の分かりやすさもしっかりしている。また、前作はホラーというより間違い探しという点に比重が大きく、ホラーにしては拍子抜けという批判も多かったが、本作はわりと本格的なホラーとなっているため、良質なホラーゲームに肥えたプレイヤーでも十分楽しめるレベルとなっている。8番出口の世界観だがルールはもはや別ゲーに近く、しっかり次のレベルにアップグレードされた作品となっているので、気になっている方はぜひ買って遊んでみてほしい。
下記からネタバレありなので注意
エンディング紹介(ネタバレあり)
ノーマルエンド
条件
異変をすべて見つけていない状態で、異変を8連続攻略し9車両目に入る。
内容
上記の条件で9車両目に入ると、すべての出口がホワイトアウトしている。外に出ることでエンドロールが流れるだけ。
備考
光ってるドアってバックルームズ界では、ただレベル移動するドアなんだよね。
トゥルーエンド
条件
すべての異変を見つけた状態で9車両目に入る。
内容
ノーマルエンドとは違ってホームに降りることができる。階段を上がり改札を出ると、その先は前作の8番出口の通路となっていることが分かり、おじさんも登場しエンドロールとなる。
備考
筆者は最初からすべての異変を見つけて9車両目に入ったために、最初に見たエンディングがこちらだった。もしそうなると、すべての異変がリセットされゲームが再開される。
バッドエンド
条件
霧が立ち込める異変で、電車を降りることで発生。
内容
ないはずの九々杜(くくど)と書かれた9番目の駅に着く。あたりは深い霧が立ち込めており、生い茂る草と線路があり、進んでも進んでも無限にループする空間となっている。
備考
エンドロールはないがこちらは実績となる。こうなるとゲームを終了するしかないため、バッドエンドと呼んでもいいだろう。
考察(ネタバレあり)
この世界について
①普通の考察:この世界はループ多発地帯
「8番出口」は本作8番のりばとつながっており、さまざまな場所でループが発生していると考える。
主人公は一度ではなく、少なくとも二度以上ループ地獄を味わっていた。ここから分かることは、この世界はループする特定の空間が多数存在している可能性があるということだ。つまり前作の8番出口からの脱出は単にあの空間からの脱出であり、ループが多発する世界からの根本的な脱出が出来ていないおそれがある。また、ループを断ち切る方法は空間によって脱出方法が異なるということも分かったので、次回もしまたループが起これば、ルールもまた変わるだろうということが考えられる。
②バックルームズ的考察:主人公は脱出できない
本作はバックルームズにインスパイアされて作られたゲームなので、ここではバックルームズをよく知る筆者が、バックルームズ的な観点から考察をしていこう。
バックルームズにおける「メトロ」とは、あるコミュニティではエンティティ(実体)であったり、またあるコミュニティでは階層(レベル)そのものを呼ぶ場合もある。エンティティならば、その体内でループが起き、特定の条件で脱出できるということも頷けるし、リアリティがある。また階層そのものである場合でも、本作で降りたホームをメトロという階層だと考え、8番出口のエリアをメトロの副次階層と捉えることもできる。しかし本作では車内でも出口付近でも異様なことが起こっているということを考えると、エンティティとしてのメトロと、階層としてのメトロが同時に存在していることが分かる。つまり主人公は非常に危険な状態であるため、急いで他のレベルに移動できなければ命が危ない可能性が高い。さらに言うと、バックルームズ内部にいるということは脱出(現実世界への帰還)の可能性がほぼ絶望的であることを意味する。主人公の行く道は別の階層か、はたまた別のエンティティの体内か……。いずれにしても主人公はこの世界から脱出できないという結論に至る。
補足:バックルームズとは?
それはコミュニティによって設定が異なるのだが、簡単に説明すると、The Backrooms(バックルームズ)と呼ばれる地球の裏世界を、リミナリティという概念のもと、ユーザーでその世界を階層ごとに創作して楽しむ都市伝説のことだ。その世界には階層が大量に存在しており、それぞれの階層ごとに危険度や敵対生物、環境が異なり、基本的に現実世界とは違う異様な世界が描かれている。
余談
8番のりばのおじさんと8番出口のおじさんは兄弟?
お気づきだろうか、8番出口のおじさんと8番のりばのおじさんは服装が少し違っている。また、8番出口のおじさんの方が顔つきが少し若い。さらに、主人公が8番のりばを降りたとき、おじさんは電車を降りなかったし、直後に8番出口の通路で出会ったことを考えると別人である可能性が高い。しかし彼らは兄弟なのだろうか?唯一無二であってほしいので筆者は、急いで着替えて化粧した同一人物だと思ってる。
感想レビュー
本作は前作の『8番出口』の正当な続編でありつつも、元のルールを改変し、単なる間違い探しから一歩前進して異変を攻略するパズルホラーへと進化していた。ホラーという意味でもかなり恐怖度は上がっていたし、特にウィリーした電車などをの異変はバックルームズを意識した異様さを感じられるものとなっていた。8番出口のおかげで、筆者の大好きなバックルームズのことを日本の多くの方が知るきっかけになったし感謝していたが、本作はさらにその異様さがアップしていたので嬉しかった、さらに知る方が増えるのではないだろうか。前作の発売から約半年、その間に大量の8番出口ライクなゲームが出てきて、もしまた同じルールだったら、被りまくって目も当てられないと危惧していた。しかし本作はしっかりと8番出口をうまく昇華させてくれたし、流石だなと感じた。また、異変自体に気づきやすくしてくれ、その攻略も少し考えたらわかるようヒントもしっかり出してくれ、しかし怖さは保ちつつ遊べる本作には特に批判的なレビューはつけらるところがない。ユーザーフレンドリーは強く約束されている。
そういえばご存じだろうか。電車などで使われるこの「のりば」という言い方は関西圏の言葉らしい。筆者も関西なので知らなかったが、関東の方はのりばと言われてもピンとこないようだ。そういえば大阪の地下鉄で8番出口の広告も出されていたし、KOTAKE CREATE氏も関西の方なのだろう。いつかお会いしたら、バックルームではなくバックルームズだよ。アベンジャーズのことアベンジャーとは言わないだろうって冗談を言ってみたい。
全異変の紹介と攻略方法
こちらのパートでは異変の内容と、その攻略法について書いていこう。
車両系
異変
床に画像の文字と絵が描かれている。車両は前も後ろも鍵がかかっている。この異変が1番難しいと思ったから最初に書いてみた。
攻略
矢印の方向のドアを書いている回数クリックすると最後に開く。右奥のドアを8回クリックして後ろの車両に行くドアまで戻って9回クリックし、また次の車両のドアに行って4回クリックするとドアが開く。
異変
停電した暗い車内が横につながる。ドアが3カ所開き、その先にはそれぞれ別のドアが見える。
攻略
奥に人影のないドアを選ぶ。影みたいな人がいる場所にいくとアウト。
異変
走行しながら全ドアが開く。外に落ちると落下しながら0番目に戻る。
攻略
無視して進むだけ。
異変
最初から次の車両に続くドアが開いてる。
攻略
進むだけ。
異変
電車がウィリーして走行する。
攻略
次の車両にダッシュして進む。
異変
車両内が赤くなる。
攻略
進むだけ。
異変
車内が赤い水で溢れていく。満ちたら0番目に戻る。
攻略
満ちるまでに次の車両に進もう。
異変
真っ暗な次の車両のドアと助けを求める声。開けると手に捕まれ、0番目に戻される。
攻略
ドアを開けずに、ドアの向こう側が見えるようになるまで待機する。(わりと長い)
異変
車内に霧。少し待つとドアが開き、外に出るとバッドエンド。
攻略
ドアが閉じるのをひたすら待つ。ドアが閉じると霧も消えるので進もう。
異変
赤い手形がついてくる。
攻略
気にせず次の車両へ進もう。
異変
ガラスが割れる。
攻略
気にせず進もう。
人型系
異変
歩いて追ってくるおじさん。捕まると0番目に戻される。
攻略
逆の車両まで逃げるとクリア(この場合だけ反対車両に移動できる)
異変
顔がバグったおじさんが立ってる。近くで顔を見ると0番目に戻される。
攻略
目を合わせないよう下を見ながら次の車両の方へ進もう。
異変
首のないおじさん登場。
攻略
追ってくるので後ろの車両手前のドアまで誘導し、おじさんに触れるとおじさんが止まるので、その後次の車両までダッシュし次の車両に入る。
異変
おじさんがスマホを向けてくる。
攻略
無視して次の車両へ進もう。
異変
バグったマネキンが暗転するたびに近づいてくる。捕まると0番目に戻る。
攻略
明るい間にマネキンの横を通り抜けて次の車両に移動する。
異変
車両入ってすぐ左手にバグったマネキンがいる。目を合わせない間はこっちに近づいてくる。捕まると0番目に戻る。
攻略
マネキンと目を合わせながら次の車両に向かい、ドアの前に着いたらすぐにドアを開けて次の車両に行く。
異変
車内に不自然な笑顔の大量の人々。誰に触れても0番目に戻される。
攻略
誰にも触れないように移動して次の車両を目指そう。
異変
こちらを見る巨人。
攻略
無視して次の車両へ進もう。
異変
手前のドアが開いて少ししたら巨人の手が出てくる。奥のドアにも出てくるし、右でなく左からの場合もある。近づくと0番目まで戻される。
攻略
遠くで手が引っ込むのを待って次の車両へ進もう。
異変
床に「あかるい うごいちゃだめ」の文字と奥に女の子。暗いときに進むと0番目まで戻される。
攻略
明るいときだけ前進して女の子の近くまでいこう。明るい間は触れてもOK。近くで暗転したときに消える。
異変
女の子が突っ立って、近づくと暗転して「さがして」の文字。
攻略
窓の外からこちらを見る女の子がいるので見つけるとクリア。筆者は2パターンの場所を確認したので場所はランダムかも。
異変
唸り声とともに、電光掲示板には「ふりかえるな」の文字。振り返ると水人間に0番目まで戻される。
攻略
ふりかえらずに次の車両へまっすぐ進もう。
異変
大量のマネキンが座っている。触れても問題ない。
攻略
一度次の車両のドアをクリックし、その後席が1人分空くのでそこに座ると次の車両へのドアが開く。
ポスター系
前方の車両に行くドアにこれが貼ってある場合は、広告や窓に異変が起きている。その異変を攻略せず進むと0番目に戻る。
「ポスター」と呼ぶことにしよう。
異変
ポスターを見てから横の窓に首のない女性。少しすると手をついて脅かしてくる。
攻略
見てるだけ。この女性が消えたら次に進もう。
異変
ポスターを見たあと広告の一部が目の形のホラー広告になっている。
攻略
しばらくホラー広告を見続け、元の広告に戻ったら次の車両に進むだけ。
異変
ポスターを見てから、動物病院の広告の人間キャラの頭が震える。
攻略
見てるだけ。終わったら進もう。
異変
ポスターを見てから、空気読み。の広告がホラーに。
攻略
見てたら戻るので戻ったら次に進もう。
異変
ポスターを見てから、TRPGの広告がホラーに。
攻略
見てたら戻るので戻ったら次に進もう。
関連リンク
◆『8番のりば』のSteamストアページ
◆筆者がYouTubeで実況投稿した動画のリンク8番出口の続編が出たのでさっそくプレイ【8番のりば】
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◆8番出口の記事